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活用事例

Case Study

ミリーヴ株式会社様

ミリーヴ株式会社

ミリーヴ外観
ミリーヴロゴ

【事業内容】不動産事業、デジタル・通信事業、保険事業、遊休地活用事業ほか
【本社】熊本県熊本市中央区辛島町4-35
【HP】https://www.milive.co.jp/
【創業】2006年6月
【導入部署】ミリーヴグループ全8社
【導入ツール】kintone
【導入時期】2017年8月

〈課題〉

◆オンプレミスからクラウド化
◆ワークフローシステムの導入

〈キャップドゥによる提案〉

◆kintoneの導入・活用

ミリーヴ外観

ミリーヴグループは、株式会社明和不動産での不動産関連事業を中核に、デジタルや通信事業・保険事業など住まいに関わる事業を幅広く手がけている。同グループは、県内外に 20 を超える支店・店舗を展開しており、社内での情報の共有・クラウド化は必須だ。グループ全社に kintone を導入し、357 人(2019 年 9 月時点)の社員全員に 1 アカウントを支給している。社内にエンジニアを抱え、IT リテラシーの高い社員による自社開発も盛んに行われているミリーヴ。同グループの kintone 活用について、経営戦略室 経営企画課課長の日髙 賢一氏に話を伺った。

オンプレミスのデータ破壊によりクラウド化を余儀なくされた

経営企画課課長 日髙氏

10 数年前から使用していたサイボウズのデータが飛んでしまう。2017 年某日、そんな恐ろしい事態が起こってしまった。原因は、オンプレミスのサーバーの故障。それまでも『G suite(グーグル)』をはじめとするクラウドツールは導入していたが、ワークフローに関してはサイボウズを活用していたため、早急に代替ツールが必要となった。そこで 以前からキャップドゥが提案していた kintone を導入。ピンチからはじまったミリーヴの kintone 活用は、想像以上の広がりを見せた。

(左)経営企画課課長 日髙氏

kintone

業務IT化を推進させるツール

kintone は、ツール内で業務に合わせた独自のアプリをつくれることが特徴だ。現在、社内の担当者3 人で150ものアプリを開発している。同社の場合、使用していたツールが急に使えなくなるという緊急事態での導入だったため、開発チームは現場スタッフの声を丁寧に聞き取りながら、ユーザビリティを追求したという。 「緊急事態での導入とはいえ、 kintoneに変わったことで現場スタッフの負担が増えては意味がありません。サイボウズの方がよかったと言われないよう、使い勝手をヒアリングしながら開発を進めました」 ワークフローのために導入した kintone であったが、アプリの利用は他の業務の効率化にも寄与している。案件管理もそのひとつだ。
「それまでは、エクセルやワード、紙の書類など各部署・スタッフ個人がそれぞれの方法で管理していました。これを統一したことによる効果は大きいと思います。kintone を導入したメリットとして一番感じることは、転記作業がなくなったことですね。アクションという機能を使えば、紐付けたアプリにデータを自動登録することができます。これにより作業時間が削減でき、以前から社内で推進していた業務のデジタル化が加速度的に進みました。現在、明和不動産の賃貸仲介店舗において同グループ会社の管理する賃貸物件のお申込みを行う際には、自社開発したデジタルツールにお客様情報を入力してもらい、電子署名『DocuSign(ドキュサイン)』を経て、 kintone 内にお客様情報が自動反映され、顧客情報を管理しています。RPA を利用しているため、以前は現場スタッフが手作業で行わなくてはならなかったこともボタンひとつで処理できるようになり、業務効率が格段にアップしました。本来連携できないものをつなぐ kintone は、弊社がデジタル化を進める上で重要な役割を担っています」

kintoneを活用する社員さん

何かあったときに対応してくれる安心感

キャップドゥからは、主に導入の際に支援を受けたという。各アプリを作成する際に苦労したのは、権限の設定だった。
「たとえば、ワークフローを差し戻す場合は本人に加えその上司にも戻るようにしたい、という現場スタッフからの要望に応える必要がありました。しかし、権限の設定はとても複雑です。そんなとき、キャップドゥさんに細かい部分まで相談できるのは有り難かったですね。気軽に相談でき、何かあったときにはすぐに対応してくれるキャップドゥさんとの関係は、大変頼もしいです」と、距離感が近いことが大きなメリットとなっている。