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従業員100名以上での販売管理と請求管理の最適解 〜キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」で、全社統合フローを実現 〜

従業員100名以上での販売管理と請求管理の最適解 〜株式会社キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」で、全社統合フローを実現 〜

1. はじめに ― 組織が大きくなるほど、請求管理は『人』に依存する

従業員が100名を超えると、会社の仕組みは一見整って見えます。
しかし実際の現場では、販売管理から請求までの流れが人に依存しているケースが少なくありません。

営業部門・管理部門・経理部門がそれぞれ独自の管理方法を持ち、請求書発行や取引先マスタの登録などが“担当者のやり方”で進む。それが日常になっている企業も多いでしょう。

結果として、次のような状況が起こります。

  • ・部署ごとに異なるフォーマット・異なる請求ルール
  • ・顧客マスタが重複・分散し、情報整合性が取れない
  • ・CSVやExcelでの手作業が残り、請求処理に時間がかかる
  • ・二重請求・請求漏れなどのヒューマンエラーが発生
  • ・月末業務が経理担当に集中し、残業が常態化

これは、決して珍しい話ではありません。
従業員100名を超える企業の多くが、属人化した請求管理という「見えない課題」を抱えています。

2. 販売と請求が分断される理由 『データの壁』が業務効率を下げる

多くの企業では、営業が扱う『販売データ』経理が扱う『請求データ』が別々に管理されています。
顧客情報や取引内容が部署ごとに散在し、同じ顧客が異なる名前で登録されていたり、取引条件の更新が反映されなかったりする。

その結果、請求段階で次のような手戻りが起きます。

  • ・「この案件は請求対象ですか?」と毎回確認が必要
  • ・CSV出力と手動アップロードを繰り返す
  • ・金額修正が反映されず、再発行が頻発
  • ・経理が“調整役”となり、各部門のミスを吸収

これらの手間は、経理担当者だけでなく、営業や管理部門の時間をも奪います。
システムの分断が、組織の分断を生む。
これが、多くの中堅〜大企業に共通するボトルネックです。

従業員100名以上での販売管理と請求管理の最適解 〜株式会社キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」で、全社統合フローを実現 〜

3. 株式会社キャップドゥー・ジャパンの挑戦 ― 属人化をなくす仕組みを作る

私たちキャップドゥー・ジャパンは、
お客様企業の「業務改善・業務効率化」に長年取り組んできました。

請求業務の現場で最も多く寄せられた声が、

「楽楽明細は便利だけど、CSVでの連携が手間なんです。」
というものでした。

この声に応えるため、私たちは 楽楽明細 for kintoneを開発しました。

目的は明確です。

「従業員100名以上の企業が、部門を越えて販売から請求までを一気通貫で運用できる仕組みをつくる。」

単なる便利ツールではなく、“全社最適の仕組み化”を支援するためのソリューションです。

従業員100名以上での販売管理と請求管理の最適解 〜株式会社キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」で、全社統合フローを実現 〜

4. kintone × 楽楽明細 『 部門を越えて情報がつながる』仕組み

● kintone:全社の情報を一元化するプラットフォーム

サイボウズ社が提供する『kintone(キントーン)』は、
部署ごとにバラバラな情報を統合するための業務効率化プラットフォームです。

顧客管理・案件管理・売上管理・請求管理などを一つのクラウド環境でつなぎ、『誰でも・どこからでも・リアルタイムに共有できる』基盤を提供します。


● 楽楽明細:請求書業務を効率化するクラウドシステム

「楽楽明細」は、請求書・納品書・支払明細書などをWeb上で発行・送付できる電子帳票発行システムです。
印刷・封入・郵送といったアナログ作業をゼロにし、ペーパーレスを推進。
郵送代行やFAX送信も選べる柔軟性があります。


● 「楽楽明細 for kintone」で実現する新しい業務フロー

キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」は、
kintoneと楽楽明細を直接つなぐことで、これまでの手作業を根本から変えるプラグインです。

主な機能と特徴:

従業員100名以上での販売管理と請求管理の最適解 〜株式会社キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」で、全社統合フローを実現 〜

これにより、
営業・管理・経理が同じデータを共有しながら業務を進められる環境が整います。

従業員100名以上での販売管理と請求管理の最適解 〜株式会社キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」で、全社統合フローを実現 〜

5. 部門連携型の請求フロー 『手作業中心』から『仕組み運用』へ

■ 従来の流れ(分断・属人型)

  1. 1.営業がExcelや営業支援システムで受注情報を入力
  2. 2.経理がCSVを作成して楽楽明細にアップロード
  3. 3.発行後に営業へ確認、修正対応が発生
  4. 4.顧客データが部署ごとに重複登録
  5. 5.発行履歴はExcelなどで個別管理

→ 情報が点在し、人的ミス・確認作業が多発。


■ 新しい流れ(統合・自動型)

  1. 1.営業がkintoneに案件登録
  2. 2.ステータスが『請求確定』になると楽楽明細へクリック連携
  3. 3.経理が内容を確認して発行ボタンをクリック
  4. 4.請求書が自動送信され、発行履歴がkintoneに反映

→ CSV作成・転記・確認作業が不要に。
社内のどの部署からでも、請求進捗をリアルタイムで把握可能になります。

6. 導入効果 ― 96%の作業時間削減と『請求統制』の実現

実際に導入いただいた企業様では、次のような成果が得られています。

  • ・請求関連の作業時間を 約90%削減
  • ・請求漏れ・二重請求が 削減できた
  • ・部門間のやり取りが減少し、経理担当者の残業が減少
  • ・顧客マスタ重複登録を 70%以上削減
  • ・発行履歴をリアルタイムで共有し、経営層が請求状況を即確認可能

これらの成果は、『人に頼らない仕組み』を作った結果です。
請求業務が属人化から解放され、組織全体で正確かつスピーディに動く体制が実現しました。

7. 導入を成功させるポイント 『設計・ルール・継続改善!』

導入時の成功ポイントは、次の3つです。

  1. 1.マスタ設計の精度を上げる
     社名・部署名・請求先名称などの統一ルールを明確にする。
  2. 2.権限とステータスを整理する
     誰が請求確定できるのか、どのフェーズ(段階)で連携するのかを明文化。
  3. 3.並行運用期間を設ける
     1〜2ヶ月のテスト期間で、実運用上の課題を洗い出し、安定稼働へ。

私たちは、こうした導入プロセス全体を伴走型で支援しています。
単にプラグイン(ツール)を提供するのではなく、各社の現場業務に合わせたアプリ設計・権限設計・運用ルール策定まで一緒に行います。

従業員100名以上での販売管理と請求管理の最適解 〜株式会社キャップドゥー・ジャパンが開発した「楽楽明細 for kintone」で、全社統合フローを実現 〜

8. まとめ 『属人化からの脱却こそが、組織成長の礎』

従業員100名を超える企業では、システムよりも『運用の継続性』が課題になります。
その鍵は、『人に頼らず、仕組みで動く体制』を作ること。

kintone × 楽楽明細の連携は、販売管理・請求管理を一本化し、組織全体の業務をシンプルに変える力を持っています。

私たちキャップドゥー・ジャパンは、これからも「共に歩む」を企業理念に、現場に寄り添った業務改善支援及び業務DX支援を続けてまいります。