【特集記事②】業務改善・業務DXを、あらためて「経営の視点」で考える 〜 2026年、次の一歩をどう描くか 〜
はじめに

新年を迎え、あらためて自社の業務や組織の在り方を見つめ直している経営者の方も多いのではないでしょうか。
ここ数年で「DX」という言葉は広く浸透しましたが、その一方で、
・DXに取り組んでいるものの、手応えが見えにくい
・現場は便利になったが、全体として整理された感覚がない
・次に何を判断すべきか、少し迷いがある
こうした声を耳にする機会も増えています。
本記事では、業務改善・業務DXを「難しい取り組み」としてではなく、
経営を支えるための“整え方”として、少し立ち止まって考えてみたいと思います。
改善は進んでいるのに、なぜ楽にならないのか
多くの企業では、現場ごとの工夫や改善が積み重ねられています。
それ自体はとても健全なことですが、気づかないうちに、
・部署ごとに使うツールが違う
・データの管理方法がばらばら
・確認や転記の作業が残っている
といった状態になっているケースも少なくありません。
一つひとつを見ると合理的でも、
全体として見ると「情報や業務がつながりきっていない」ことが、
業務改善の実感を持ちにくくしている要因になることがあります。
例えば、
業務データと請求・帳票業務が分断されたままでは、
どれだけ現場を改善しても、最終工程で手作業が残ってしまいます。
こうした課題に対しては、
業務データと帳票業務を一体で考える設計が一つの参考になります。
具体的な考え方や手法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
参考手法:
・業務データと帳票業務を分断しない考え方
https://capdo-jp.com/invoice-automation-workflow/
経営層が関わるDXは、「決めること」が役割
DXというと、システム選定やツール導入の話になりがちですが、
経営層に求められる役割は、もう少しシンプルです。
それは、
- ・どの業務を、どのようにつなげたいのか
- ・将来、どんな組織の形を目指しているのか
- ・現場に無理のない進め方は何か
といった方向性を言葉にし、判断することです。
すべてを一気に変える必要はありません。
むしろ、既存の業務や取引の形を活かしながら、
少しずつ仕組みを整えていく方が、結果として定着しやすくなります。
例えば、受注業務においても、
従来のやり方を否定せずに「オンラインの仕組みをプラスする」ことで、
無理なくDXを進める方法があります。
参考手法:
・中小企業の受注業務を“プラスオン”でDXする考え方
https://capdo-jp.com/smb-order-dx-pluson/
「一気に変えない」ことも、立派なDX
CapDo.JAPANでは、DXを進める際に、
「今ある業務やシステムを活かす」という考え方を大切にしています。
・使い慣れた基幹システムをすぐに入れ替えない
・現場の業務フローを急に変えない
・データ連携によって、できるところからつなげていく
こうした進め方は、派手さはありませんが、
業務を止めず、着実に改善を積み重ねていくうえで非常に有効です。
基幹システムと現場業務の間にある「見えない壁」を、
データ連携によって少しずつ取り払っていくアプローチについては、
以下の記事が参考になります。
参考手法:
・ASTERIA Warpを活用した、無理のないデータ連携の考え方
https://capdo-jp.com/asteria-warp-capdo-dx-strategy/
業務データを「経営判断につながる情報」へ
業務改善・業務DXの目的は、
現場を便利にすることだけではありません。
最終的には、
・数字や状況が見えやすい
・部署間の認識のズレが減る
・経営判断に必要な情報が揃う
そうした状態をつくることが重要です。
営業・経理・バックオフィスの情報が分断されていると、
判断のための確認作業に時間がかかり、
意思決定のスピードにも影響が出てしまいます。
業務データを整理し、経営に活かすための具体的な連携例として、
以下の取り組みも参考になります。
参考手法:
・kintoneとPCAクラウドを連携し、利益を見える化する考え方
https://capdo-jp.com/kintone-pca-cloud-dx-growth/
会計・請求業務を含めて考えるDX
業務改善を進める中で、
最後まで手が回らず後回しになりがちなのが、
請求・会計といったバックオフィス領域です。
しかし、ここが分断されたままでは、
業務全体の効率化や正確性は頭打ちになります。
サイボウズkintoneを起点に、
請求・会計までを一つの流れとして捉える考え方については、
以下の記事で具体例を紹介しています。
参考手法:
・kintone × Misoca × 弥生会計による一気通貫の業務フロー
https://capdo-jp.com/connect-yayoi-accounting-with-kintone-misoca/
また、一定規模以上の企業においては、
販売管理から請求管理までを全社視点で整えることも重要になります。
参考手法:
・従業員100名以上を想定した、販売管理・請求管理の最適化
https://capdo-jp.com/kintone-rakurakumeisai-integration-enterprise/
2026年、DXは「頑張るもの」から「支えるもの」へ
業務改善・業務DXは、
社員に頑張らせるためのものではなく、
経営と現場を支える土台であるべきだと考えています。
・情報が整理されている
・状況が見えやすい
・判断に迷いにくい
そんな状態を、少しずつ整えていくことが、
結果として企業の強さにつながっていきます。
2026年のスタートに、
業務改善・業務DXを「次の成長を支える仕組み」として、
あらためて見つめ直すきっかけになれば幸いです。


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