monday.com の AI 機能で仕事を加速する~導入メリットから実践アイデアまで徹底解説~

近年、多くの企業が 業務効率化・生産性向上 を目的として、業務ツールの見直しや刷新に力を入れています。その背景には、人手不足の深刻化、業務の高度化、そして「属人化からの脱却」という共通課題があります。
その中でも monday.comは、単なるプロジェクト管理ツールにとどまらず、AI を実務に深く組み込んだプラットフォームとして注目を集めています。
本記事では、monday.com に搭載されている AI 機能の中から、実際のビジネス現場で成果につながりやすい機能を厳選し、
- ・何ができるのか
- ・どんな業務に向いているのか
- ・どのような効果が期待できるのか
という観点で、わかりやすく解説します。
なお、monday.comの概要やプランの違いなどは、こちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、是非あわせてご一読くださいませ。
リンク設置予定:https://capdo-jp.com/monday-plan/
1. monday.com の AI 活用が今求められる理由
これまで多くの企業では、次のような「手作業や確認作業」に多くの時間を費やしてきました。
・会議のたびに議事録を作成している
・大量のコメントやメモから要点を探している
・データ集計や計算を手作業で行っている
・定型業務で入力ミスや漏れが発生している
これらは今ではヒトがやらなくてもよい作業であり、AI が介在すれば 自動化・最適化できる領域です。
monday.com が評価されている理由は、AI を「特別な分析ツール」としてではなく、日常業務の流れの中に自然に組み込んでいる点にあります。
つまり、
- ・AI を使うために業務を変えるのではなく
- ・いつもの業務を、AI が裏側で支えてくれる
この思想が、現場に無理なく定着する理由です。
2. AI の基本機能 ── 業務の「効率化」と「質の向上」
monday.comのAI には、次のような共通した特徴があります。
①サポート領域が広い
コメント・文章・数値計算・フィルタリング・タスク整理など、業務プロセスのあらゆる場面をカバーしています。
②自然文で指示できる
専門知識やプログラミングは不要。「こうしたい」を日本語で入力するだけで AI が判断・実行します。
③業務の流れを止めずに使える
コメント入力やボード操作など、いつもの業務画面の中でそのままAIを活用できます。
3. おすすめ AI 機能と活用ポイント
ここからは、特に導入効果が高く、再現性のあるAI 機能を紹介します。
3-1. AI 数式ビルダー
何ができるのか?
AI 数式ビルダーは、自然言語(日本語)で要件を伝えるだけで、monday.comの数式を自動生成してくれる機能です。
これまで、
- ・数式の書き方が分からない
- ・条件分岐でエラーが出る
- ・エクセルではできたが、ツールでは難しい
と感じていた方でも、誰でも同じ品質の数式を作成することができます。
例)日本語入力:「受注金額を売上目標で割って、達成率(%)を計算する式を作って」

AI 出力: IF({売上目標} = 0, “”, ROUND({受注金額} / {売上目標} * 100, 1))

このように 数式の記述ルールを知らなくても、業務ロジックをそのまま日本語で入力するだけで、必要な式を簡単に生成できるのが最大の強みです。
特徴・メリット
・エクセルの高度な知識が不要
・記述ミス・計算ミスを防止
・集計・分析スピードが大幅向上
・チーム全体で同じ基準を共有できる
できることの具体例
・売上目標に対する達成率計算
・リード獲得からの経過日数算出
・ステータスや条件による自動判定
・金額・工数・進捗率の集計
・条件分岐を含む評価ロジックの作成
3-2. AI による入力補完・項目自動生成
何ができるのか?
AI を活用することで、業務内容をすべて細かく入力しなくても、ラフな文章から必要な情報を整理・補完し、次のアクションにつなげることが可能になります。
たとえば、次のようなメモレベルの文章を AI に入力します。
「顧客より、現在の業務運用に関する問い合わせあり
請求処理が特定の担当者に依存
担当者不在時や引き継ぎ時に業務が滞るリスクがある点が課題
現状の運用フローや使用しているツールについてヒアリングを行い、
属人化を解消するための改善案を整理
来月中を目安に具体的な改善提案を提示する予定」

この内容に対して、AI に
「この内容をタスクに分解して」
と指示するだけで、文章を整理・分析し、必要なタスクを自動的に洗い出してくれます。

「とりあえず文章で書く → AI が整理する」という流れを作ることで、考える時間や入力の手間を減らし、顧客対応に集中できるのが大きなメリットです。
特に、
- ・問い合わせ対応
- ・商談メモの整理
- ・社内共有用のタスク作成
といったシーンでは、AI による入力補完・項目自動生成が効果を発揮します。
3-3. AI によるセンチメント分析(感情解析)

コメントやフィードバックの文面から、
- ・ポジティブ
- ・ニュートラル
- ・ネガティブ
といった感情を自動判定します。
活用例
・顧客からのお問い合わせ内容を分析
・社内コミュニケーションの温度感確認
・トラブル兆候の早期発見
3-4. AI カスタムフィルター作成
「進行中で、今週が期限のタスクを表示して」
のように、monday.com上にあるデータを自然文で条件指定するだけで、AI が即座にフィルター条件を生成します。

メリット
・複雑な条件設定が不要
・条件に応じたビューを簡単作成
・必要な情報にすぐ辿り着ける
3-5. AI ノートテイカー
AI ノートテイカーは、オンライン会議の内容を「動画・文字起こし・要約・タスク・AI チャット」まで含めて、すべて”一つの画面”に集約して確認できる AI 機能です。
Zoom / Google Meet / Microsoft Teams などの会議と連携し、
- ・会議動画
- ・会話内容の自動文字起こし
- ・要点サマリー
- ・決定事項・ToDo
- ・発言者ごとの整理
を自動で生成し、その結果を monday.com上の専用画面にまとめて表示します。
つまり、
「会議 → 録画確認 → 議事録確認 → タスク整理」
といった作業を、画面を切り替えることなく一気に把握できるのが大きな特徴です。

できることの具体例
① 一画面ですべてを把握できる
AIノートテイカーの画面では、
- ・会議の全体像(概要)
- ・詳細な文字起こし
- ・録画データ
- ・AI が抽出した決定事項・アクションアイテム
- ・関連タスク
を 一画面で確認することができます。
「あとで議事録を探す」「動画を最初から見直す」といった手間がなく、会議の内容を、タスクや進捗管理につながる業務データとしてそのまま活用できる点が大きな価値です。
② AI チャットで「聞きたいことだけ」確認できる
特に注目したいのが、ノートテイカー画面に組み込まれた AI チャット機能です。
もはや、概要を読んだり、文字起こしをスクロールするといった作業を行わなくても、
- ・「何についての会議ですか?」
- ・「請求フロー改善について、誰が何をやることになった?」
- ・「来月までに対応が必要なタスクは?」
と 聞きたいことだけを AI に投げかけることで、 会議内容を理解できます。
AI が会議全体を文脈ごと把握しているため、必要な情報だけをピンポイントで引き出せるのが大きな強みです。
③ チーム全員で共有できる
会議に参加していないメンバーでも、
- ・ダッシュボード上で要点を把握
- ・タスクとして状況を追跡
- ・更新機能(アップデート)へのコメントでそのまま議論継続
といった形で会議の内容が“業務データ”として残ります。
本質的な価値:会議を「探すもの」から「使えるもの」へ
AI ノートテイカーの本当の価値は、会議をあとから振り返る対象ではなく、すぐ使える情報源に変えることです。
- 口頭 → テキスト
- テキスト → 要約
- 要約 → タスク
- タスク → 数値分析
この一連の流れを、一画面・一ツールで完結できることで、会議が「やりっぱなし」にならず、確実に業務へつなげることが可能となります。
4. AI 活用による効果と導入のポイント
① まずは小さく始める
AI を一気に大量投入するのではなく、まずは「日々の繰り返し作業」を対象にして少しずつ効果を実感するのがおすすめです。
② 「人の判断が入る部分は残す」
AI は 提案・生成 をする機能が得意ですが、意思決定や最終レビューには人の判断を入れることで誤解や齟齬を防ぐことができます。
③ 「チーム全体で共通のルール化をする」
AI の生成物は誰でも簡単に作れる反面、バラつきが出る可能性があります。
そこで「社内ルール化」や「テンプレ作成」の仕組みを整えることで品質の安定化を図ります。
5. まとめ:AI で「仕事の質」を上げる
monday.com の AI 機能は、単に作業を早くするための「便利機能」ではありません。
- ・考える時間を増やす
- ・判断の精度を上げる
- ・チーム全体で同じ基準を共有する
といった仕事の「質」そのものを引き上げるための仕組みです。
重要なのは、monday.comのAI が ”人の仕事を奪うものではない”という点です。
- ・ルール化・定型化できる部分は AI に任せる
- ・判断・意思決定・改善は人が行う
この役割分担によって、現場のメンバーは「考えるべき仕事」に集中できるようになります。

AI を「使える組織」へ
AI を導入するかどうかではなく、”AI を業務に自然に組み込めているか”が、今後の生産性を大きく左右します。
monday.com は、その第一歩として「現実的で、続けやすい AI 活用」を提供しているプラットフォームです。
業務効率化の次のステージとして、ぜひ AI を“日常業務の一部”として取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで、monday.comのAI 機能が少しでも気になった方は、お気軽にお問い合わせください。
業務内容や課題をお伺いした上で、貴社に合った活用方法や導入イメージをご案内いたします。

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