サイボウズkintoneはマイホーム。だから「建てる前」と「建てた後」が大事だった 〜 共に建て、共に育てるkintone活用の考え方 〜

はじめに|この気づきは、日々のサポート現場から生まれました
この記事は、
私たちが 現在サポートしているお客様との会話 の中から生まれた、
ひとつの気づきをもとに書いています。
kintoneを導入したばかりの会社様。
すでに数年使っている会社様。
業務改善に前向きな方もいれば、
「これで本当に合っているのか」と悩みながら使っている方もいます。
そんな日々のサポートの中で、
あるお客様が、ふとこんな言葉を口にされました。
「kintoneって、家みたいなものですよね」
その一言に、
私たち自身が強くうなずいたのを覚えています。
サイボウズkintoneは、マイホームだ。
建てる前が大切で、
建てた後も手を入れ続ける必要がある。
そして何より、
一緒に考え、寄り添ってくれる存在がいるかどうかで、
その後の満足度が大きく変わる。
そんな思いから、この記事を書いています。
家は、建ち始めると本当にあっという間だ

家を建てた経験がある方なら、
きっと共感していただけると思います。
基礎ができ、柱が立ち、屋根がかかる。
現場を見に行くたびに、目に見えて家が完成していく。
「あれ、もうここまで来たんだ」
家は、建ち始めると本当に早い。
周囲から見ても、「あっという間に建った家」に見えます。
でも、本当に時間がかかるのは「建てる前」だった
一方で、実際に一番時間とエネルギーを使ったのは、
家が建つ前の時間でした。
・どんな暮らしをしたいのか
・今だけでなく、将来どう変わりそうか
・何を優先し、何を諦めるのか
・動線や収納、生活のクセ
何度も話し合い、何度も考え直しました。
この「目に見えない時間」が、
住み始めてからの満足度を大きく左右していることを、
住んでから実感することになります。
そして、家は「建てた後」が本当のスタート
家は、建った瞬間がゴールではありません。
・内装を整え
・家具を入れ
・暮らしながら微調整し
・定期的にメンテナンスし
・必要に応じてリフォームする
住んでみて初めて、
「ここ、少し使いにくいな」
「将来はここを変えた方がいいな」
と気づくことが、必ずあります。
家とは、暮らしに合わせて育て続けるものです。
この構造は、サイボウズkintoneと驚くほど似ている
この家づくりの構造は、サイボウズkintoneを使った業務改善と、驚くほどよく似ています。
kintoneも、アプリを作り始めると意外なほど早く形になります。
画面を作り、フィールドを配置し、
数日〜数週間で「それらしい仕組み」は完成します。
しかし、それだけで業務が良くなる会社は、ほとんどありません。
なぜkintoneは「失敗した」と言われてしまうのか
これまで多くの現場を見てきて、
kintone導入がうまくいかなかったケースには、共通点があります。
・アプリはあるが、使われていない
・現場ごとに使い方がバラバラ
・改修依頼が止まらない
・結局Excelに戻ってしまう
これは、kintoneが悪いのではありません。
マイホームでいう「設計」と「住み続け方」が不足していただけなのです。
本当に重要なのは「kintone(キントーン)を触る前」
業務改善で最も重要なのは、
・今の業務は、なぜこの形になっているのか
・属人化している理由はどこにあるのか
・ルールが曖昧な部分はどこか
・将来、業務量や人はどう変わりそうか
こうした業務そのものを見つめ直す時間です。
家づくりで言えば、これは「設計」と「地盤」にあたります。
このフェーズは、「経営者だけ」ではなく「組織で取り組む仕事」

ここまで読んでいただいた経営者の方の中には、
こう感じた方もいるかもしれません。
「業務改善は、現場に任せたい」
「全部を自分が決めるのは難しい」
それは、とても自然な感覚だと思います。
私たちが大切だと考えているのは、
経営者がすべてを決めることではありません。
経営者が担うべき役割は「方向を示すこと」
このフェーズで経営者に求められるのは、
- ・業務改善に向き合う姿勢を示すこと
- ・何を大切にしたいのかを言葉にすること
- ・「これは現場と一緒に考えたい」と伝えること
つまり、
業務改善を“一部の担当者の仕事”にしない文化をつくることです。
現場を巻き込んでこそ、仕組みは根づく
業務の実態を一番よく知っているのは、現場です。
- ・日々のちょっとした不便
- ・属人化している理由
- ・ルールが形骸化している背景
これらは、現場の声なしには見えてきません。
だからこそ、
- ・経営者が方向を示し
- ・現場が声を出し
- ・一緒に整理し、決めていく
このプロセスそのものが、業務改善文化を社内に根づかせる第一歩になります。
サイボウズkintoneは「ツール」ではなく「共通言語」になる
kintone(キントーン)をうまく使っている会社には、共通点があります。
それは、経営者・管理職・現場が、
同じ画面を見ながら会話しているということです。
・ここはどう思う?
・このやり方、無理ない?
kintone(キントーン)が、業務改善の「共通言語」になった瞬間です。
私たちが「すぐ作らない」理由

私たちは、ご相談をいただいても、
いきなりkintoneアプリを作り始めることは基本的にはありません。
まず行うのは、
- 業務の流れを一緒に整理すること
- 経営と現場の視点をすり合わせること
- 「今は変えないこと」を明確にすること
遠回りに見えるかもしれません。
しかし、この工程を丁寧に行った会社ほど、
- ・定着が早く
- ・改修が少なく
- ・自分たちで育てられる
という結果につながっています。
kintoneは「完成品」ではなく「育てるマイホーム」
サイボウズkintone(キントーン)は、
一度作って終わるシステムではありません。
人が変わり、
事業が変わり、
環境が変わる。
それに合わせて、
手を入れ続ける前提の仕組みです。
新規導入だけでなく、「リフォーム」も大切

すでにkintone(キントーン)を使っている会社でも、
- ・アプリが増えすぎて全体像が分からない
- ・現場ごとに運用がズレている
- ・このままでいいのか不安がある
そんな状態になることは、決して珍しくありません。
それは、
kintoneをリフォームするタイミングかもしれません。
まとめ|建てる前も、建てた後も
サイボウズkintoneは、会社のマイホームです。
建てる前にしっかり考え、
建てた後も、暮らしに合わせて育てていく。
その過程を、
経営者だけでなく、
組織全体で共有していくことが、
kintone活用を成功させる一番の近道だと、私たちは考えています。
もし今、
- ・kintone導入を検討している
- ・何となく使いづらさを感じている
- ・このままでいいのか、少し不安がある
そう感じているなら、
まずは 無料相談 でお話を聞かせてください。
私たちは、共に建て、共に育て、共に歩むパートナーであり続けます。

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