【第1弾】サイボウズkintoneの連携コネクタを触って、私が感じた「今」と「これから」

株式会社キャップドゥー・ジャパンの代表の森田です。
いつも私たちの取り組みに関心を寄せていただき、ありがとうございます。
私はサイボウズ社が新たに提供を開始予定の「連携コネクタ」を、最近実際に触っています。

今回試しているのは、
- ・kintone to kintone
- ・kintone to Excel
といった基本的な連携に加え、
- ・kintoneの通常スペースからゲストスペースへのコピー
- ・kintoneの通常スペースから、別のkintone環境の通常スペースへのコピー
といった、これまで多くの現場で「やりたいけれど、少しハードルが高かった」連携です。
本来であれば、
ここで機能の詳細や設定手順を書くこともできると思います。
でも、今回はあえて、
そういった『機能紹介』の記事にはしませんでした。
なぜなら、
この連携コネクタを触りながら私が感じたのは、
便利さ以上に、
「流れが変わったな」という感覚だったからです。
これはレビューではありません。
私自身の『想い』の話です。
実際に触っている連携について
まず前提として、
現在私が試している連携内容を簡単に整理します。
- ・kintoneアプリ同士のデータ連携(kintone to kintone)
- ・kintoneからExcelへのデータ連携
- ・通常スペースのアプリを、ゲストスペースへコピー
- ・別のkintone環境にある通常スペースへのコピー
これらは、
これまでであれば
- ・専用のプラグインを探し
- ・契約し
- ・インストールし
- ・設定し
- ・バージョンアップを気にしながら使う
というプロセスが必要になるケースがほとんどでした。
それ自体が悪いわけではありません。
むしろ、そうしたプラグインの存在によって、
kintoneは多くの業務課題を解決してきました。
プラグインがkintoneを育ててきたことは、紛れもない事実

私はこれまで、
kintoneの導入支援・活用支援に関わる中で、
本当にたくさんのプラグインに助けられてきました。
サードパーティのプラグインがなければ、
kintoneはここまで多様な業務にフィットするツールには
なっていなかったと思います。
それは間違いありません。
実際、私たち自身も、
お客様の課題に向き合う中でプラグインを開発し、
提供してきた立場でもあります。
だからこそ、
この話は外野からの評論ではなく、
当事者としての実感です。
ただ、現場ではこんなことも起きていました
一方で、
kintone活用が進めば進むほど、
私はある『違和感』も感じるようになりました。
それは、
プラグイン管理が、どんどん難しくなっていく現実です。
実際に、現場でこんな声をよく耳にしてきました。
- ・「このプラグイン、誰が入れたか分からない」
- ・「契約更新、ちゃんとできているか不安」
- ・「バージョンアップしたら壊れそうで触れない」
- ・「詳しい人がいなくなったら、もう分からない」
kintoneを使いこなしているはずなのに、
いつの間にか
- ・誰も全体を把握していない
- ・触るのが怖い
- ・引き継げない
そんな状態になってしまう。
これは、
kintoneが悪いわけでも、
プラグインが悪いわけでもありません。
『成長の途中で起きる、必然的な歪み』だと、私は感じています。
連携コネクタを触って感じたのは「便利」ではなく「転換点」
今回の連携コネクタを触っていて、
私が強く感じたのは、
「便利になった」というよりも、
「サイボウズ社が、覚悟を持って線を引き始めた」
という印象でした。
つまり、
- ・ここまでは『標準で提供する』
- ・ここから先は『拡張の世界』
その境界線を、
少しずつ、でも確実に明確にし始めている。
そう感じたのです。
プラグインが不要になっていく現実を、私は受け入れています

正直に言います。
私たちがこれまで開発し、提供してきたプラグインの中には、
今後、公式の連携コネクタによって
不要になっていくものもあると思います。
それは、間違いなく事実です。
でも、
私はその現実を、すでに受け入れています。
なぜなら、
それは「誰かの価値が否定される」という話ではなく、
kintoneというプラットフォームが
次のステージに進んだという証だと思うからです。
私は、
「自分たちのプラグインが不要になるかもしれないから反対する」
という立場には立ちたくありません。
それは、
お客様ではなく、
自分たちの都合を守ることになってしまうからです。
kintoneが5万社、10万社へ進むために必要なこと
これからサイボウズkintoneが、
5万社、7万社、10万社……
と、さらに多くの企業に使われていくためには、
- ・導入しやすいこと
- ・管理しやすいこと
- ・引き継げること
- ・安心して使い続けられること
これらが、
これまで以上に重要になっていくはずです。
そのためには、
『多くの会社で必ず必要になる連携』は、
公式オプションとして提供されている必要がある。
私は、今回の連携コネクタを通して、
その方向性を強く感じました。
これはゴールではなく、スタートだと思っています

もちろん、
今回の連携コネクタですべてが解決するわけではありません。
むしろ、
ここからが本当のスタートだと思っています。
では、
サイボウズ公式が基盤を整えていく中で、
私たちサイボウズパートナーは、
これから何を担う存在になるのか。
それは、
- ・業務を理解し
- ・迷いを整理し
- ・判断を支え
- ・使い続けられる形に伴走する
『人にしかできない仕事』ではないでしょうか。
次回第2弾に向けて
次回第2弾は、
「公式コネクタ時代に、サイボウズパートナーは何者であるべきか」
このテーマで、
もう一歩踏み込んで書こうと思います。
これは不安の話でもあり、
希望の話でもあります。
サイボウズkintoneは、まだまだこれからの可能性が無限大です。
そして、その成長の物語に、
私たちも当事者として関わり続けたい。
それが、
今の私の正直な想いです。
最後までこの文章を読んでいただき、 本当にありがとうございます。
少し長い代表メッセージでしたが、 ここまでお付き合いいただけたことに、 心から感謝いたします。

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