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活用事例

Case Study

Jリーグクラブチームを運営する株式会社モンテディオ山形様が、クラウドツールで業務改善

株式会社モンテディオ山形様

株式会社モンテディオ山形

【事業内容】プロサッカークラブ「モンテディオ山形」運営

【本社】山形県天童市山王1-1

【HP】https://www.montedioyamagata.jp

【創業】1984年

【導入部署】営業部

【導入ツール】kintone、マネーフォワード

【導入時期】2023年2月

2023年5月に30周年を迎えたJリーグ。今回、お話を伺った「モンテディオ山形」は、1984年にNEC山形のサッカー同好会としてスタートし、1999年にJリーグに入会。プロサッカークラブとしては珍しく総合運動公園を管理運営し、さらにスタジアム建設も計画中という、まさに、日本サッカー界を支えるクラブの一つだ。

「ブッチギレ ヤマガタイチガン」をスローガンに掲げ、J1への復帰を狙う「モンテディオ山形」は、過去最高の売上を上げ、そのスローガン通りぶっちぎっているクラブだ。その背景には、「代表がいつも、『ブッチギリの当事者意識を持ちなさい』と話す通り、地域貢献を基本的なアイデンティティとして持つ当クラブでは、一人ひとりが『山形のために』を圧倒的な当事者意識で、考え行動しているんです」と営業部の横山さん。

「モンテディオ山形」が、さらにスピード感を増すためにチャレンジした業務改善についてお話を伺った。

チーム名の「モンテディオ」は、イタリア語の「モンテ(山)」と「ディオ(神)」を組み合わせた造語で、
山形の霊峰出羽三山(月山・湯殿山・羽黒山)と頂点を目指すチームを表している

少数精鋭で目指すオンリーワン

クラブだけでなく、総合運動公園を運営し、行政との連携で山形への誘客を行うこともミッションとしている「モンテディオ山形」。しかしながら、営業スタッフはわずか6名。J1昇格・定着、ACL進出をVISONに掲げる同社には、時間創出が大きな課題だった。山形の魅力を引き出し、山形に縁のないクライアントにも「モンテディオ山形」に価値を見出してくれるためには……。

新たなチャレンジに欠かせない企画力。オンリーワンを追求するため、一人ひとりが考え行動するために求められた「時間創出」。さらに、業務が増加し負担が増えると、自ずと増えてくるミス。これを事前に防ぐこと。行動範囲が、山形だけでなく、全国、アジアへと新たなフェーズへ移っていくことを予測し、これらの課題を解決するために、今回の業務改善に着手したという。

写真左下は「モンテディオ山形」営業・横山さん。開発を担当したキャップドゥー・ジャパン・渡辺(左上)と吉谷(左中段)、代表の森田(右中段)

クラウドツール

一括管理で解決。生まれた時間を次に活かす

すでにkintoneとマネーフォワードを導入していたが、双方のデータ連携は行なわれていなかった。いくつものエクセルが存在し、記入する箇所が多い。さらに、会社に出てこないと入力ができないため、入力の抜け漏れが出る恐れもあった……。「システムを最大限に活かすためにはどうしたらいいか」。横山さんたちは考え、経験値の高いキャップドゥー・ジャパンへの相談を決めた。それが、2022年8月のことだった。

まずは、二つのシステムを連携するため、キャップドゥー・ジャパン独自のプロダクトを導入。さらなるステップとしてkintoneの開発を行った。「とにかくレスポンスが早く、相談したことに対しての提案だけでなくプラスαの提案をいただけることがありがたかった」と横山さん。

システムを導入したものの、「どう活用していいか分からない」「何が分からないか、それが分からない」というのが、クラウドツールの導入に起きやすい。「kintoneは何でも出来るけれど、どう活用していいか分からず、誰に相談していいか分からず、迷子になっている企業さんが多いのも現実です。だからこそ、弊社では無料相談を行なっているんです」とキャップドゥー・ジャパン・代表の森田は話す。

2023年2月にスタートしてから3カ月。それまで何ヵ所にも入力していた情報は一括で管理され、入力の手間も軽減。社外のサテライトでも操作ができるようになった。さらに、「見える化」によって情報も得やすくなり、「使いやすくなった」と営業スタッフからも声が上がっている。これを聞き、システム開発に携わったキャップドゥー・ジャパンの渡辺も安堵したという。

オリジナルデザインを採用したkintoneログイン画面
実際に活用しているkintone画面。簡潔な操作を意識して開発

活用・改善の繰り返しで、スピード感を持ってブッチギレ!

「スピード感と提案力」は、同じくスピード感を大切にしている「モンテディオ山形」にとって好印象だったと横山さんは話す。さらに、「ログイン画面がクラブカラーになっていたり、写真が入っていたり。こんなことも出来るんだと驚きましたよ」。そこは、サッカーをこよなく愛する渡辺ならではの心遣い。「システムに愛着を持って欲しくて提案しました」と照れ笑いする。

自分たちで出来ることは自分たちで行い、分からないことはすぐに相談。クイックレスポンスで即座に課題が解決されていく。このように、すでに細かな改善を重ねながら、オンリーワンのシステムになりつつある同社のkintone。「企業が成長していくためには、業務効率化はゴールを迎えることはなく、これからも続いていきます」とキャップドゥー・ジャパンの森田。「ロアッソ熊本」のパートナー企業でもあるキャップドゥー・ジャパンは試合では敵だが、共にJ1を目指す同士。そして、ビジネスパートナーとして、これからも走り続けるのだ。