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【第2弾】公式コネクタ時代に、サイボウズパートナーは何者であるべきか 〜標準化と生成AIの先に、私が見ている未来〜

公式コネクタ時代に、サイボウズパートナーは何者であるべきか 〜標準化と生成AIの先に、私が見ている未来〜

はじめに:第2弾として、もう一歩踏み込んで書きたいこと

株式会社キャップドゥー・ジャパンの代表の森田です。
いつも私たちの取り組みに関心を寄せていただき、ありがとうございます。

第1弾では、サイボウズ社が提供を開始予定の連携コネクタに触れながら、私自身が感じた「サイボウズkintoneの転換点」について書きました。今回はその続きとして、もう一段深いテーマに踏み込みたいと思います。それは、「公式コネクタ時代に、サイボウズパートナーは何者であるべきなのか」という問いです。

大切な前提:いまは“プレリリース”という段階

まず、大切な前提をお伝えしておきます。現在(2026年1月)、サイボウズ社が提供している連携コネクタは、正式リリースではなく、プレリリース版として“お試し可能”な段階です。そのため、実際に業務で本格運用した企業さまからの評価や、導入後の改善要望といった「お客様の声」は、まだこれから蓄積されていくフェーズにあります。本記事で書いている内容も、そうした声をもとにした結論ではありません。あくまで、私自身が連携コネクタに触れてみて、サイボウズパートナーとして感じたことを整理したものです。これは断定ではなく、現時点での私なりの仮説です。

連携コネクタ プレリリース版
https://page.cybozu.co.jp/-/connector/

公式が整えば、パートナーはいらなくなるのか?

公式コネクタ時代に、サイボウズパートナーは何者であるべきか 〜標準化と生成AIの先に、私が見ている未来〜

最近、「公式でできることが増えたら、パートナーはいらなくなるのでは?」「プラグインが不要になっていくなら、ビジネスとして厳しいのでは?」という声を耳にすることがあります。この不安は、とても自然なものだと思います。なぜなら、自分たちの役割を真剣に考えているからこそ出てくる問いだからです。

標準化は『脅威』ではなく、『成熟』だと私は思う

ITの世界を少し俯瞰すると、この流れは決して特別なものではありません。
OSが進化し、当たり前の機能が標準化されてきた歴史や、クラウドサービスが成熟し、初期は拡張で補っていた機能が内包されてきた流れと同じです。サイボウズkintoneも、いま同じフェーズに入ってきているのだと思います。私は、この標準化を「脅威」ではなく「成熟」だと捉えています。

プラグインが不要になっていく現実を、どう受け止めるか

正直に言えば、私たちがこれまで開発・提供してきたプラグインの中には、今後、公式機能や公式の連携コネクタによって役目を終えていくものもあるでしょう。それは間違いなく事実です。
でも私は、その現実をすでに受け入れています。なぜなら、それは価値が奪われるという話ではなく、お客様にとって、より安全で、より分かりやすい世界に近づいている証だと思うからです。

生成AIの進化と、標準化は必ずセットで進む

公式コネクタ時代に、サイボウズパートナーは何者であるべきか 〜標準化と生成AIの先に、私が見ている未来〜

そして、もう一つ、私が強く感じていることがあります。
それは、これから先の生成AIの進化と、kintoneの標準化は必ずセットで進むということです。生成AIは今後さらに進化し、業務の整理やデータ活用、判断の補助といった領域に、より自然に入り込んでくるでしょう。そのとき、業務データが整理され、標準機能が充実し、人が使い続けられるプラットフォームの価値は、むしろこれまで以上に高まります。私は、サイボウズkintoneが、その中心的な存在になっていくと感じています。

標準化と生成AIが融合した先にあるもの

では、標準化と生成AIが融合した先に、何があるのか。
私が描いている未来は、標準機能が豊富に整い、その上で柔軟なカスタマイズが可能で、さらに生成AIの活用が無理なく自然に組み込めるプラットフォームが進化し続ける世界です。サイボウズkintoneは、まさにその方向に進んでいると感じています。

これからのパートナーに求められる立ち位置

この未来の中で、私たちサイボウズ公式パートナーの立ち位置は、確実に変わっていくはずです。それは、機能をどこまで作れるか、何ができるかを競う世界から、「お客様がどう成長していくか」を共に考え、共に歩む世界への更なるシフトです。

キャップドゥー・ジャパンの10年が、生きるタイミング

公式コネクタ時代に、サイボウズパートナーは何者であるべきか 〜標準化と生成AIの先に、私が見ている未来〜

私にとって、この変化は不安よりも、むしろチャンスだと感じています。
キャップドゥー・ジャパンが、この10年間積み上げてきた「伴走型支援」の価値を、より多くの企業さまに届けられるタイミングだからです。これからは、ツールを導入することや機能を増やすことそのものではなく、その先にある「企業がどう成長するか」を一緒に考え、実行していくビジネスモデルが、ますます大切になっていくはずです。

おわりに:これはゴールではなく、スタート

公式コネクタの登場は、ゴールではありません。
むしろ、新しいスタートだと私は思っています。標準化が進み、生成AIが進化し、kintoneがさらに多くの企業に使われていく未来。その中で、私たちパートナーは、より本質的な価値に集中できるようになる。私は、この変化に賭けたい。そしてこれからも、共に歩み、共に考え、共に育てていく。そんなパートナーであり続けたいと思っています。

次回予告:企業側の視点へ

次回は、視点を企業側に移し、「変化の時代に、企業はkintoneとどう向き合うべきか」というテーマで書こうと思います。
公式連携コネクタの登場や標準化の流れを受けて、企業は何を知り、何を判断し、どこから考え始めるべきなのか。
まずは「公式連携コネクタでどこまでできるのか」を早めに知ること。
その意味と価値について、これまでの支援経験を踏まえて整理していく予定です。
この第3弾をもって、本連載はひとつの区切りとしたいと考えています。

最後までこの文章を読んでいただき、 本当にありがとうございます。
少し長い代表メッセージでしたが、 ここまでお付き合いいただけたことに、 心から感謝いたします。