アウテリアタイガー株式会社様
アウテリアタイガー株式会社
【事業内容】エクステリア設計・施工
【本社】熊本県熊本市中央区平成2丁目1-18
【創業】1960年10月
【HP】https://www.outeriortiger.co.jp/
【導入ツール】kintone、サイボウズガルーン、タッチオンタイム、マネーフォワード
【導入時期】2018年1月〜
〈課題〉
◆機能拡張にかかるコスト・時間の削減
◆日々の業務のスピードアップ
〈キャップドゥによる提案〉
◆自分たちで仕様変更できるkitoneの導入
◆社内クラウド化の拡張(他ツールの導入)
アウテリアタイガー株式会社は、県内全域の設計・施工を請け負うエクステリア専門店。
来年には創業60周年を迎える。一般的にエクステリア会社は、住宅メーカーの下請けが多いとされる。しかし、アウテリアタイガーは、約6年前から完全な「B to C」へ移行。お客様と直接コミュニケーションを取ることで、ニーズに合ったご提案を実現している。現在、展示場は本社のほか2カ所。今後の拠点や社員数の増加を見据えた業務のクラウド化を推進している。
今回、導入に携わり各ツールの運営を行う管理部 部長の與田貴子氏に話を伺った。
利用していたクラウドツールへの不満を相談したことが、きっかけ
アウテリアタイガーは、外資系クラウドツールを利用していた。ランニングコストが高いこと、カスタマイズに時間や費用がかかることなど、使いづらい部分があることからシステムの入れ替えを検討。その際、以前から面識があったキャップドゥ森田へ相談したという。「業務全体のスピードアップ」という明確な目的と現システムへの不満があったため、それをカバーできるシステムを導入した。
管理部部長 與田氏
kintone
「ちょっとこうしたい」が自分たちでできる
案件管理ツールとして、kintoneは最適だ。営業も設計も自社で行うアウテリアタイガーでは、社員同士が互いに状況を把握しあう必要性がある。そんな中、社員の意見を取り入れツール管理を行う與田氏にとって、カスタマイズしやすいことは大きなポイントだ。
「以前のシステムはパッケージだったこともあり、少しの機能拡張であってもメーカーにお願いしなければなりませんでした。それが、kintoneであれば自分たちで行える。こういうシステムをつくりたいなと思ったときに、比較的簡単につくれるというのは便利だと感じています」
利用するなかで気づいたことを反映したり、使い勝手の良いものに修正したりできる。これが、kintoneの特徴のひとつだ。
「前のシステムから引き継いだ形になるため、使えなくなった機能ももちろんありました。同じようなシステムがあっても、やっぱり前の形が良いと感じてしまって。でも、kintoneは機能拡張できるので、キャップドゥにお願いして以前の良かった部分も取り入れたシステムを開発してもらっています」
会社の状況は、日々変わっていく。今後、営業社員が増えても管理者の仕事が増えないような案件管理を目指し、これからもツールをカスタマイズしながら活用していくという。
サイボウズガルーン
kintoneとの連携で、2つの見方ができる
ガルーンで全員のスケジュールを共有。これにより、電話対応が効率的に行えるようになった。
「お客様から電話お問い合わせがあった際に、営業にいちいち連絡を取らずともお答えすることができます。どんなお約束があったのか、現状はどうなのか、日時変更可能日はいつなのかといったことがわかる。一人一人のスケジュールを一目で把握できます」
アウテリアタイガーでは、サイボウズガルーンをkintoneと連携。案件とスケジュールを結びつけることが可能になった。kintoneの「案件」を開くと、そこに関わるメンバーのスケジュールがガルーンから表示される。たとえば、営業が設計へ図面を依頼する際も、状況を簡単に見ることができる。
管理者にとっても、案件ごとに確認できるのは便利だ。「スケジュール的な人の動きを見たければガルーンを、案件の進捗を見たければkintoneを開きます。目的によって見方を変えられるのは、連携させているメリット だと思います」
タッチオンタイム
残業時間の計算を改善
タイムカードを使用していた際の問題点として「残業時間計算の負担」があった。働き方改革で全体の残業時間は減ったものの、社員数の増加とともに計算の手間も倍増。毎日各社員の残業時間を計算しておかなければ、管理職が指導することもできない。タッチオンタイムは、残業時間の把握にくわえ残業の申請も行えるため、本人が累計を見ながら判断、自己管理することにもつながる。
マネーフォワード
どこにいてもリアルタイムで入出金確認
銀行口座やクレジットカードと連携できるため、入出金をその都度確認できる。リアルタイムで入出金を把握できるのは、処理をするうえで有効だ。どこにいても見られるという点も、社外にいる管理職は便利だと感じているようだ。
キャップドゥは、町の電気屋さん
クラウドツールを導入するにあたり、データが飛んでしまうリスクに対する不安はあったという。実際、一度あるシステムのデータを誤って消去してしまったこともあった。
「どうしようと思って、すぐに森田さんへ連絡しました。かろうじてデータはクラウド上にバックアップが残っていましたが、開発したアプリはまっさらに。キャップドゥが復元の対応をしてくれました」
大きなトラブルも些細な相談も、問い合わせしやすい印象があると語る與田氏。
「業務システムをお願いする場合、やはり会社のことを理解していただかないと望むものをつくれないと思います。システムの良し悪しは社内に大きな影響があるので、クラウドツールの導入はきちんとしたサポートがないと難しい。以前のツールへの不満もその部分だったので、そこは大事だと思います。気軽にこんなことできませんかと尋ねられるのも、信頼関係のあるキャップドゥだから。たとえるなら、町の電気屋さんです。その家庭のこともなんとなく知っていて、何かあったら対応してくれる。キャップドゥは、会社のことをある程度理解したうえで、状況に応じた提案をしてくれるので、そんな存在に近いかなと感じています」