『連携コネクタ』で進化するkintone運用。〜 今こそ「最適化」のタイミング 〜

はじめに:そのkintone運用、本当に「最適」ですか?
サイボウズkintone(キントーン)は、業務改善プラットフォームです。
単なるアプリ作成ツールではありません。
現場の業務を見える化し、整理し、再設計し、より良い形へと進化させていくためのプラットフォームです。
だからこそ、多くの企業がkintone(キントーン)を導入し、
・表計算ソフト管理から脱却し
・情報共有を効率化し
・業務の見える化を実現し
・現場主導の改善文化を育ててきました
実際、私たちキャップドゥー・ジャパンも、これまで10年間で2,500社以上の業務改善をご支援してきましたが、その中心には常にサイボウズkintoneがありました。
しかし、ここで一つ問いかけたいのです。
今、御社のkintone運用は「最適」と言い切れるでしょうか?
便利さの裏にある、もう一つの現実
サイボウズkintone(キントーン)はとても柔軟です。
・現場でアプリが作れる
・業務に合わせてカスタマイズできる
・スピーディーに仕組みを構築できる
この柔軟性こそが、kintone最大の魅力です。
しかし・・・
2年、3年、5年・・・と使い続けていくと、別の側面が見えてくることがあります。
例えば、こんな状態です。
・アプリが増えすぎて構造が分からない
・業務フローが暗黙知になっている
・担当者しか全体像を理解していない
・「このアプリ、誰が設計し、作り、運用してるんだっけ?」という状態になる
最初は便利だったはずのkintone(キントーン)が、いつの間にか「属人化の温床」になってしまう。
これは決して珍しい話ではありません。
便利であるがゆえに改善のスピードが速く、設計の整理が追いつかなくなるのです。
そして今、kintoneは再び進化した
サイボウズは、kintone(キントーン)を「業務改善プラットフォーム」と位置づけています。
つまり、プラットフォーム自体も進化し続けなければならない。
その進化の一つが、今回登場した
『連携コネクタ』
です。
この連携コネクタは、kintoneと他サービスをノーコードで自動連携できる公式オプションです。
しかし私は、これを単なる「自動化ツール」とは考えていません。
連携コネクタは、kintone運用を「再設計」するための起点だと考えています。
連携コネクタとは何か

連携コネクタは、サイボウズ公式オプションとして提供される自動連携サービスです。
このサービスはBizteX ConnectのOEM版として提供されており、基本機能は非常に高い完成度を持っています。
できることはシンプルです。
・ある条件が発生したら(イベント)
・次の処理を実行する(アクション)
例えば次のような自動化が可能です。
・レコードが承認されたら → Outlookからメールを自動送信
・ステータスが完了になったら → 表計算ソフトで帳票を自動生成
・案件が登録されたら → タスクアプリに自動登録
これらをノーコードで設計できることが、連携コネクタの大きな特徴です。
BizteX Connectとの違いを正しく理解する
連携コネクタはBizteX ConnectのOEM版ですが、両者には重要な違いがあります。
料金体系の違い
BizteX Connect
・フロー数課金
連携コネクタ
・実行ステップ数課金
一見似ていますが、設計思想が違います。
フロー数課金は、
「いくつ自動化するか」という視点。
ステップ数課金は、
「どれだけ複雑な処理を行うか」という視点。
つまり連携コネクタは、
設計の精度がコストに直結する仕組み
とも言えます。
連携対象の違い
BizteX Connectは、多くの外部アプリと連携可能です。
一方、連携コネクタは現時点では連携対象が限定されています。
しかし、ここが重要です。
連携コネクタの真価は、
kintone App-to-App連携
にあります。
kintoneの中で業務プロセスを完結させる。
人が頭の中で行っていた業務分岐を、仕組みとして明文化する。
これが最大の価値です。
人が考えていた「次の一手」を、仕組みにする
業務担当者は、日々頭の中で判断しています。
・この申請が通ったら次は経理へ
・この案件が受注したら次は請求処理
・この問い合わせが来たらこのテンプレで返信
こうした判断を、これまでは人が行っていました。
しかし連携コネクタを使えば、
・条件分岐
・自動登録
・自動通知
・自動帳票生成
を仕組みとして定義できます。
これは単なる効率化ではありません。
業務思考の構造化
です。
なぜ生産性が上がるのか
生産性が上がる理由は明確です。
人が判断する回数が減るからです。
人の判断は、
・時間を使う
・集中力を使う
・ミスが起きる
・担当者の経験に依存する
という特徴があります。
それを仕組みに置き換えることで、
・判断の標準化
・作業の均質化
・抜け漏れの防止
・属人化の排除
が実現します。
業種別に見る、連携コネクタ活用のリアルな可能性

ここからは、具体的なイメージを持っていただくために、業種別の活用例を整理します。
製造業の場合
例えば製造業では、受注後の工程が複雑です。
案件管理アプリで受注が確定した瞬間、
・製造指示アプリへ自動登録
・購買アプリへ部材発注依頼を自動生成
・品質管理アプリへ検査予定を自動登録
・関係部署へ通知メールを自動送信
さらに製造完了時には、
・表計算ソフトへ検査報告書を自動生成
・顧客へメール送信
ここまでを一連の流れとして設計できます。
業務が「人を介さず流れるようになる」。
これが大きな変化です。
建設業の場合
建設業では、案件管理、工程管理、原価管理、安全管理など複数のアプリが存在します。
案件が受注になったら、
・工程管理アプリへ自動登録
・安全書類作成アプリへ自動通知
・協力会社管理アプリへ関連情報を連携
さらに月末には、
・原価データをまとめて表計算ソフトへ自動出力
・集計資料を自動生成
これにより、現場担当者は入力作業ではなく、本来の現場管理に集中できます。
士業の場合
士業事務所では、顧客管理、案件進捗管理、請求管理が中心になります。
申告完了ステータスに変更されたら、
・請求書を自動生成
・メールを自動送信
・入金管理アプリへ登録
さらに期限が近づけば、
・顧客への自動リマインド通知
属人的なフォロー業務を標準化できます。
自治体や公共団体の場合
自治体では、申請受付から内部承認、通知発送までの流れがあります。
申請が受理されたら、
・担当部署へ自動割り当て
・審査完了後に通知文を自動生成
・市民へメール送信
業務の透明性とスピードが向上します。
属人化のリアルな失敗例

これまで多くの企業様を支援する中で、よく見てきた状態があります。
アプリは整っている。
入力もされている。
データも蓄積されている。
しかし、業務フローが見えない。
例えばこんな状態です。
・なぜこのアプリが存在するのか分からない
・このフィールドは何のためにあるのか分からない
・どのタイミングで誰が何をするのか曖昧
・担当者が異動した瞬間、運用が止まる
これが「便利の裏側にある属人化」です。
連携コネクタは、この曖昧さを減らします。
なぜなら、仕組みにするには「定義」が必要だからです。
定義するということは、業務を言語化するということです。
ここが属人化防止につながります。
最適化の進め方
では、どうやって最適化を進めるべきか。
私たちが推奨するステップは次の通りです。
・現状の業務フローを可視化する
・人が判断しているポイントを書き出す
・自動化できる部分を抽出する
・連携設計を行う
・テスト運用し、微調整する
・定着支援と運用ルール策定を行う
このプロセスを踏むことで、単なる自動化ではなく、業務再設計が実現します。
なぜ今なのか

連携コネクタが登場した今は、非常に良いタイミングです。
なぜなら、
新しい選択肢があるときこそ、設計を見直すべきだからです。
システムは一度作って終わりではありません。
業務は常に変化します。
・市場も変わる
・人も変わる
・組織も変わる
・顧客も変わる
だからこそ、定期的な最適化が必要です。
連携コネクタは、その最適化を行う「きっかけ」になります。
キャップドゥー・ジャパンができること
私たちキャップドゥー・ジャパンは、
・BizteX Connectを活用した業務効率化を約4年間支援
・kintoneプラグイン開発の実績
・2,500社以上の業務改善コンサルティング実績
があります。
単にツールを導入するのではなく、
・業務設計
・運用設計
・自動化設計
・定着支援
までを伴走型で支援してきました。
連携コネクタは、設計力によって価値が変わるツールです。
だからこそ、
連携コネクタ活用による最適化は、ぜひご相談ください。
連携コネクタは「機能追加」ではない
最後にお伝えしたいことがあります。
連携コネクタは、単なる便利機能ではありません。
これは、
kintoneをもう一段上のステージへ引き上げるための鍵
です。
・作って終わりのkintoneから、進化し続けるkintoneへ
・人が回す業務から、仕組みが回す業務へ
・属人化から、標準化へ
・部分最適から、全体最適へ
今こそ「最適化」のタイミング
もし今、
・kintoneを導入しているが運用が複雑になっている
・もっと自動化できるのではないかと感じている
・担当者依存を減らしたいと考えている
のであれば、今が見直しのタイミングです。
連携コネクタを活用した最適化は、設計力と経験が問われます。
私たちキャップドゥー・ジャパンは、これまでの経験と知見を活かし、御社のkintone運用を次のステージへ引き上げるお手伝いをいたします。
ぜひ一度、ご相談ください。
共に歩みながら、最適な仕組みを構築していきましょう。

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