株式会社RITA-STYLE様
株式会社RITA-STYLE
【事業内容】ダイエットに特化したパーソナルトレーニングジムの運営
【本社】熊本県熊本市中央区坪井2-1-42 SDK熊本ビル5階
【HP】https://rita-style.co.jp/
【創業】2015年5月
【導入部署】店舗運営本部
【導入ツール】kintone、メールワイズ
【導入時期】2017年
〈課題〉
◆業務IT化による生産性の向上
◆本当に使いこなせるアプリの設計
〈キャップドゥによる提案〉
◆kintone案件管理による現場と運営本部の共有
◆kintoneとメールワイズによるリードの一括管理
株式会社RITA-STYLEは、ダイエットを目的としたパーソナルトレーニングを行うジムを運営。4年で九州・中国地方の6県に8店舗を出店。高品質なトレーナーによる指導や細やかなサポートなど「顧客目線」によるサービスの提供で急成長している。
母体であるRITA GROUPは、RITA-STYLEのほか、通信販売事業とWEB広告代理店事業を行う2社を経営。熊本を代表するベンチャー企業だ。
今回は、主にkintoneについて、RITA-STYLE代表取締役の倉崎好太郎氏、店舗運営本部の内田龍平氏、導入に携わったマーケティング部の山口雄大氏に話を伺った。
「自分たちだけで導入するのは難しいと感じていた」
当時、RITA-STYLEはグループの3社で一番IT化が遅れており、アナログによる業務効率の低さが課題となっていた。倉崎氏は以前から知っていたkintoneの導入を検討するも、感じたのはハードルの高さ。これまでにも、ツールを導入したものの活用しきれなかった苦い経験があったからだ。そこで、地元熊本で導入サポートを行う会社キャップドゥに問い合わせたという。キャップドゥのエンジニアと二人三脚で開発を行った結果、今では各ツールと連携させて使用するほどの活用を見せている。
(右)RITA-STYLE代表取締役の倉崎氏
(左)店舗運営本部の内田氏
kintone
専門ツールをつなぐハブツール
現在メインで使用しているのは、問い合わせのあったお客様毎に受注か失注か一覧できる案件管理アプリ。当社がすでに導入していたアクセス解析やCRM機能をもつCMS『ferret One(ベーシック)』と連携している。ferret Oneの申し込みフォームに入力された情報が、kintone内のアプリに反映。申し込み状況がリアリタイムで把握できる。この各ツールとのAPI連携こそが、kintoneの大きなメリットだ。
「kintoneは、何でもできます。だから、かえって専門ツールには及ばない部分もある。各ツールとの連携がkintone最大の強みだと思うので、データハブとしての活用に期待しています。現在導入を検討しているWeb決済ツールがあるのですが、それも連携する予定です。どのように連携すれば最大限活用できるかという細かい部分は、キャップドゥに相談しようと思っています」(倉崎氏)
今後、制作を予定しているのは顧客データアプリ。当社には、何kgのお客様がどれだけの期間にどれだけの成果があったかという膨大な顧客データがある。現在、紙ベースで管理されているそれをデータ化し、傾向を探っていくのが目的だ。ITリテラシーがそう高くない現場のトレーナーにとっても使いやすいアプリ。その開発は容易いものではないが、不可能ではないのもkintoneならでは。
RITA-STYLEによるkintoneの開発は続く。
導入に携わったマーケティング部の山口氏
メールワイズ
顧客単位でフェーズを把握・メール送信
元はG Suiteを使用していたが、kintoneと連携が図れるためメールワイズを導入した。
「テンプレートを多く作成できる点は、とても便利です。kintoneで管理しているリードをフィルターにかけ、対象のお客様に該当のメールを送るという工程が2クリックくらいで行えます。メール業務がかなり簡素化されますね。」
メール機能も充実している。受信メールが処理されたものなのか、誰が処理をしたものか、どのような対応がされたのかという状態がわかる仕組みだ。送信メールも顧客毎に閲覧できる。これは、社内はもちろん、アウソーシングしている協力会社とも共有しやすい。
「たとえば、あるお客様の画面を開くと、送信したメールが一覧で確認できます。前日、お申し込みをいただいてリマインドの連絡を送信したがまだご返信がない。今日2通目を送信している。そんな、お客様へのアプローチがどの段階にあるかを一目で把握できるので、とても便利だと感じています」(内田氏)
「困ったら、キャップドゥ」
導入当時から現在まで、キャップドゥによる月額サポートを受けているRITA-STYLE。アプリの開発ほか、随時の問い合わせ対応もサービス内に含まれている。不明点をチャットワークで尋ねると、1時間以内にはエンジニアから返答があるそうだ。現在も、およそ週に1回の頻度で連絡を取っており、必要に応じてビデオ会議も行われるため、安心感があるという。
「kintoneは、カスタマイズできるところが本当に便利で、強みだと感じています。しかし、それを使いこなすのは簡単ではありません。本当に些細なことまで仕様が変えられるので、そんな小さなことを気軽に尋ねられるキャップドゥさんの存在は心強いですね。こんなことができそうだなということを、質問して答えてもらう形です。とりあえず、困ったらキャップドゥさんと思っています(笑)」(山口氏)
kintoneの導入にあたって苦労したのは、kintoneの独特な概念に対する理解だった。
「なんでもできるkintoneを導入すると、柵のないところに放牧された羊のようになると思うんです。どこに向かっていいか、何をしていいかわからないときに、道しるべとなる存在は大切。キャップドゥさんは、羊飼いさんですね」(倉崎氏)