中小企業が変わる鍵「プロセス連携型経営」〜Billitone(ビリトーン)で始める業務DX 〜

はじめに
社内の様々な業務、つながってますか?
中小企業の多くが、営業、経理、総務といった部署ごとに情報が分断されており、「同じ顧客情報を何度も入力している」「請求書の作成に毎回手間がかかる」といった課題に悩まされています。
- ・顧客対応は営業だけど、請求は経理が別で処理している
- ・情報が部門ごとに散らばり、ミスや確認作業が頻発している
- ・進捗状況や売上の見込みを経営者がリアルタイムで把握できない
こうした“情報の断絶”を解決するために、プロセス連携型経営という考え方があると思います。
そしてそれを中小企業でも簡単に実現できるツールが、サイボウズkintone × マネーフォワード クラウド請求書連携プラグイン「Billitone(ビリトーン)」です。

プロセス連携型経営とは?
「点」ではなく「線」で考える業務のつながり
多くの業務は、実は1つの売上に至る「流れ」の中に存在しています。
- (例)
- ・広告/紹介で顧客が問い合わせ(マーケティング)
- ・営業が対応し、見積や提案をする(セールス)
- ・契約後、納品・請求(業務/経理)
しかしこの一連の流れが部門ごとに分断されていると、以下のような問題が発生します。
- ・二重入力や転記ミス
- ・請求漏れや金額間違い
- ・「誰がどの案件を対応中か」が見えない
これらは、経営のスピード・正確性・信頼性すべてにマイナスの影響を与えます。
プロセス連携型経営が目指すもの
- ・業務情報を一元管理し、部門をまたいでスムーズに流れる
- ・顧客データや案件進捗、請求状況がリアルタイムに見える
- ・現場の負担を減らし、経営判断の質を高める
つまり、「つながった業務プロセス」こそがDXの土台になるのです。
Billitoneとは?

Billitone(ビリトーン)は、サイボウズのkintoneとマネーフォワード クラウド請求書をノーコードで連携するプラグインです。
主な特徴
- ・kintone上の案件データから請求書をワンクリック作成
- ・顧客・商品情報を双方向で自動同期
- ・発注書・納品書・領収書など帳票出力も可能
- ・テーブルの行移動や自動採番、操作履歴機能も搭載
導入のメリット
- ・営業担当が入力したデータをそのまま経理が活用可能
- ・請求タイミングや金額のミスを防止
- ・Excel管理から脱却し、社内の「見える化」が進む
つまり、“営業と経理をつなぐ橋”としてBillitoneは非常に強力な武器になると考えます。
Billitone導入によって得られる具体的な効果
1. 業務時間を大幅に削減
- ・請求書をゼロから作成していた手間が一掃
- ・案件→請求のプロセスがシームレスに
2. 転記ミス・入力漏れを防止
- ・顧客情報や商品情報はマスタ連携で一元管理
- ・「手入力による間違い」を未然に防げる
3. 経営の見える化が進む
- ・kintone上で案件進捗や売上見込みをリアルタイム表示
- ・経営判断が迅速・的確に行える
4. キャッシュフローの改善
- ・請求業務が早まることで入金も早まる
- ・資金繰りや予測がしやすくなる
5. 属人化の解消
- ・「この人しかできない」をなくし、チームで回せる体制に
導入の進め方
スモールスタートが成功のコツ
① 現状業務の洗い出し
- ・各部門がどのような業務を、どのツールで管理しているかを整理します。
- ・Excel・紙・口頭など、非効率の要因を見える化します。
② どの業務を連携させるか決定
- ・すべてを一度に変える必要はありません。
- ・まずは「営業 → 請求」の明確な1ラインから始めるのがオススメです。
③ kintoneの導入または整備
- ・案件管理、顧客管理、見積作成などの業務アプリをノーコードで構築。
- ・自社業務にフィットしたアプリを自社で柔軟に持つことが可能になります。
④ Billitoneとマネーフォワード クラウド請求書の導入
- ・Billitoneでkintoneとマネーフォワード クラウド請求書をノーコード連携。
- ・マネーフォワード クラウド請求書の導入により、請求書の作成・送付・管理までクラウド上で完結します。
- ・顧客情報や商品情報を一元化し、請求ミスや二重入力を防ぎます。
⑤ 社内教育・運用ルールの整備
- ・新しい業務フローやツールの使い方を、社内で共有・教育します。
- ・シンプルな運用ルール(例:案件は必ずkintoneで登録、請求はBillitone経由など)を定めましょう。
⑥ 改善・拡張フェーズへ
- ・導入後、利用実績をもとに改善点を洗い出しCapDoサイクルを回します。
- ・成功事例を社内で共有し、次のプロセス(契約、納品、入金、レポート出力など)にも展開可能です。
- *CapDoサイクルとはCheck→Action→Plan→Doの順番で進める業務改善手法です。

最後に
中小企業におけるDXの本質は、「ツールを導入すること」ではなく、業務プロセスのつながりを再構築し、チーム全体が同じ方向を向いて働ける状態を作ることです。
kintoneを基盤に、Billitoneとマネーフォワード クラウド請求書を組み合わせることで、営業・経理・マネジメントが“見えない壁”を超えて連携できるようになります。
まずは一歩、小さな業務改善から。
やがてその一歩が、組織全体の“経営力の底上げ”につながります。
あなたの会社にぴったりの「プロセス連携型経営」、私たちと一緒に始めてみませんか?
