エンタープライズ企業・上場企業に求められる内部統制を支えながら、変化に対応し続けるシステム連携の考え方 〜 ASTERIA Warp × kintone を軸にした、キャップドゥー・ジャパンの実践アプローチ 〜

内部統制と業務変化を同時に支えるシステムが求められている
エンタープライズ企業や上場企業において、業務システムに求められる役割は年々高度化しています。
業務効率化はもちろん、内部統制(J-SOX)への対応、IT統制の整備、監査に耐えうる説明責任、そして組織変更や制度改定といった将来的な変化への対応力が欠かせません。
一方で、多くの企業では次のような環境が共存しています。
- ・長年安定稼働してきた AS/400 などの基幹システム
- ・業務を支えてきた Access や Excel
- ・部門ごとに導入された各種クラウドサービス
- ・現場ごとに最適化されてきた業務プロセス
これらは企業の成長を支えてきた大切な資産である一方、
データや業務が分断されやすく、内部統制や全体最適の観点では課題となる場面もあります。
重要なのは、既存の仕組みを否定したり一気に置き換えたりすることではなく、
それぞれを活かしながら、全体として統制の取れた構造をつくること です。
「すべてを作り直す」のではなく、「つなぐ」という選択

従来のシステム刷新では、大規模な基幹システム再構築やパッケージ導入が選択されることも多くありました。
こうしたアプローチには一定の効果がある一方で、コストや期間、業務への影響を慎重に見極める必要があります。
近年注目されているのが、
既存システムを活かしながら、データと業務をつなぐアプローチ です。
この考え方の中核となるのが、
- ・データ連携基盤としての ASTERIA Warp
- ・業務情報のハブとしての サイボウズkintone
という組み合わせです。
それぞれのシステムが担ってきた役割を尊重しつつ、
データの流れと業務の流れを整理・可視化することで、
全体として統制の取れたシステム構成を実現します。
ASTERIA Warp × kintone が内部統制と相性が良い理由
ASTERIA Warp は、ノーコードでデータ連携フローを構築できるデータ連携ツールです。
処理の流れや条件分岐、エラー時の挙動はフロー図として表現されるため、
システムの処理内容がブラックボックス化しにくい特長があります。
これは、
- ・処理内容を第三者が理解しやすい
- ・引き継ぎやレビューがしやすい
- ・監査時に説明しやすい
といった点で、IT統制を重視する企業にとって大きなメリットとなります。
一方、サイボウズkintone は業務アプリを柔軟に構築できるプラットフォームです。
データの更新履歴、承認フロー、コメントや添付ファイルによる判断根拠の保存など、
業務プロセスを「記録」として残す仕組みを備えています。
この二つを組み合わせることで、
- ・データは ASTERIA Warp で正確につなぐ
- ・業務判断や承認、履歴管理は kintone で行う
という役割分担が可能になり、
「なぜその処理が行われたのか」を後から説明できる仕組み が整います。
既存基幹システムと共存しながら進めるシステム整備

エンタープライズ企業では、AS/400 をはじめとする基幹システムが今も中核を担っているケースが多くあります。
これらは長年の業務ノウハウが蓄積された重要な資産であり、
必ずしも「すぐに置き換えるべきもの」ではありません。
ASTERIA Warp を活用することで、
- ・基幹システムから必要なデータを取得
- ・kintone 側で業務判断や可視化を実施
- ・結果データを基幹システムへ戻す
といった連携が可能になります。
このように段階的に業務の中心を広げていくことで、
基幹システムの安定性を保ちながら、業務の柔軟性と統制を高めることができます。
Access・Excel を活かしながら統制を強化する考え方
Access や Excel は、多くの現場で長年活用されてきたツールです。
これらを一律に排除するのではなく、
- ・データの取込み・加工は ASTERIA Warp
- ・管理・承認・履歴は サイボウズkintone
と役割を整理することで、
個人依存を減らし、業務全体を統制の枠組みの中に取り込むことができます。
これにより、
- ・データの所在が明確になる
- ・操作履歴が残る
- ・業務の属人化を防げる
といった効果が期待できます。
キャップドゥー・ジャパンという会社について
キャップドゥー・ジャパンは、熊本に拠点を置く地方の小さな会社です。
決して大手SIerでも、全国に拠点を持つ企業でもありません。
それでも私たちは、これまで10年以上にわたり、
十数社の上場企業を含む多くの企業の業務改善・システム連携・運用支援に携わってきました。
しかもその多くが、単発の導入ではなく、現在も継続的なサポートとして関係が続いています。
これは、ツールを導入して終わりにするのではなく、
内部統制や業務実態を理解したうえで、
無理のない仕組みを一緒に考え、変化に合わせて育て続けてきた結果 だと考えています。
地方の小さな会社だからこそ、
- ・一社一社と深く向き合う
- ・表面的な効率化で終わらせない
- ・長期的な運用と改善を前提に支援する
そうした姿勢を大切にしてきました。
変化を前提としたシステム基盤という考え方

組織変更、業務プロセスの見直し、法制度への対応など、エンタープライズ企業に変化はつきものです。ASTERIA Warp × サイボウズkintone を軸とした構成は、
- ・小さく始められる
- ・変更の影響範囲を把握しやすい
- ・将来的な拡張にも対応しやすい
という特長を持っています。
変化に合わせて調整できること自体が、長期的に見れば内部統制を支える重要な要素となります。
まとめ
エンタープライズ企業や上場企業に求められるシステムは、単に業務を効率化するためのものではありません。内部統制を支え、監査に耐え、そして変化に対応し続けられることが重要です。
ASTERIA Warp × サイボウズkintone を軸としたシステム連携は、既存の基幹システムや業務を否定することなく、それぞれの役割を活かしながら、全体として統制の取れた仕組みを構築できる選択肢のひとつです。
キャップドゥー・ジャパンは、熊本に拠点を置く地方の小さな会社ですが、これまで10年以上にわたり、上場企業を含む多くの企業を継続的に支援してきました。規模の大きさではなく、一社一社に向き合い、責任を持って支援し続ける姿勢。
キャップドゥー・ジャパンはこれからも、内部統制を支えながら変化に対応し続けるシステムづくりを通じて、エンタープライズ企業・上場企業の皆さまと共に歩み続けていきます。

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