サイボウズkintone(キントーン)をもっと活かす!安定稼働と業務改善を両立する「4点パッケージ+One」活用術
はじめに
本記事では、キャップドゥー・ジャパンがこれまでの業務改善支援の現場経験を通じて「特に効果が高い」と考えるツール・構成をご紹介しています。
世の中には他にも優れたプラグインや連携ツールが多数存在します。本記事は、その中でも「安定運用」「現場定着」「拡張性」の3要素を重視した一例としてご活用ください。

業務が属人化し、ファイルが散乱し、表計算ソフト集計に膨大な時間がかかる。
そんな課題をkintoneで解決しようとする企業は年々増えています。しかし「ツールを入れた=改善された」とは限りません。
サイボウズkintone(キントーン)の“本当の価値”は、現場で機能し続ける仕組みに落とし込んだときに発揮されます。
そこで私たちがご提案するのが、「4点パッケージ+One」。kintoneを基盤に、必要十分な機能性と運用のしやすさを両立した構成です。
なぜ「活用」と「安定稼働」を両立する必要があるのか?

- ・運用が属人化して、誰が何を管理しているのかわからない
- ・様々なプラグインが混在し、トラブルの原因を特定できない
- ・集計やレポート作業が手動のままで、業務改善につながらない
このような状況は多くのkintone導入企業で見られます。解決のカギは、「誰でも使え、変化に対応できる仕組み」を整えることです。
「4点パッケージ+One」の全体像
私たちが推奨するのは以下の5点構成です:
- 1. サイボウズkintone:すべての業務データを一元管理する業務基盤
- 2. krewData(リアルタイム実行プラン):アプリ間データ集計・変換の自動化
- 3. rex0220使い放題プラン:現場視点の高機能プラグインを統一管理
- 4. ストレージコネクト:外部ストレージとの連携によるファイル管理強化
- 5. ASTERIA Warp(+One):基幹システムや他クラウドとの連携を担う司令塔
この構成で、データ管理・自動処理・入力支援・ファイル共有・外部連携の5領域を効率よくカバーできます。
各構成要素の詳細
1. サイボウズkintone:ノーコードでつくる業務の中枢
日報・商談・顧客管理などを自由にアプリ化できるkintoneは、業務情報の見える化に最適です。
- ノーコード開発で、現場主導の改善が可能
- 情報の一元化で引き継ぎ・進捗共有がスムーズ
- モバイル対応により外出先でも活用可能
2. krewData リアルタイム実行プラン:集計・変換の自動処理
アプリ間のデータ加工・集約をノーコードで実現。リアルタイム実行プランなら、登録や更新をトリガーに処理を自動化できます。
- 複数アプリを横断したリアルタイム集計
- 数万件規模でも安定した処理性能
- 外部データの自動連携や整形処理も可能
3. rex0220使い放題プラン:高機能プラグインで“使いやすさ”を拡張
以下のような、現場ニーズに寄り添ったプラグインを多数含む
- 計算式プラグイン(表計算ソフトのような計算式設定)
- 自動補完プラグイン(入力作業の簡略化)
- ルックアップ項目編集(柔軟な業務対応)
さらに「使い放題」により、コストの予測可能性・導入後の保守性が大きく向上します。

4. ストレージコネクト:BoxやDropboxとも連携
以下のストレージとkintoneを連携し、ファイル管理を一元化
- ・Box
- ・Dropbox
- ・Googleドライブ
- ・OneDrive
- ・楽天ドライブ
これにより、容量制限やファイル共有に伴う煩雑さを解消し、業務効率とセキュリティを両立します。

ASTERIA Warp(+One):複雑なデータ連携をノーコードで
AS/400、販売管理ソフト、請求システム、さらにはクラウド型SaaSなどとkintoneを連携する場合、ASTERIA Warpが力を発揮します。
- ・数百種の接続アダプタを搭載(REST, DB, FTP等)
- ・定期連携、双方向API連携、バッチ処理に対応
- ・ノーコード開発で保守性・拡張性も両立
キャップドゥー・ジャパンはASTERIAの公式パートナーとして、設計〜導入〜保守までワンストップで支援可能です。
Before / After:導入による変化


おわりに:目指すべきは“使い続けられる業務仕組み”

業務改善という言葉が世の中に浸透して久しい今、ただ単にツールを導入すること、見栄えの良い仕組みを作ることに満足してしまっている企業も少なくありません。しかし、本質的な業務改善とは「継続的に変化に適応しながら、組織の成長に貢献できる仕組みを整えること」です。
今回ご紹介した「4点パッケージ+One」は、その実現のために必要な“柔軟性”と“安定性”を両立することを目的としています。情報の一元管理、データのリアルタイム自動処理、ユーザビリティの高いインターフェース、ファイル連携の利便性、そして将来の拡張性に耐えうる外部システム連携。これらはすべて、企業が“今”の業務だけでなく、“これから”の変化にも対応していくための大切な構成要素です。
特に中小企業においては、担当者の異動や業務の急な変更、新たな事業モデルへの転換など、予測できない事象が日常的に起こります。そんな時にも揺るがず、安心して業務が継続できる「仕組み」は、会社の“安心資産”となります。
キャップドゥー・ジャパンは、単なるITツールの導入支援ではなく、現場で息づく業務改善の“仕組み化”を共に考え、共に創り、共に育てていくパートナーでありたいと考えています。
デジタルの力と人の知恵を掛け合わせることで、企業の未来はもっとしなやかに、もっと強くなれるはずです。
ぜひ一度、お話を聞かせてください。貴社の現場に本当に合った業務改善の第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。
kintoneの真の価値は、「自社の変化に合わせて進化できる」ことです。
しかしそのためには、単なるアプリ作成ではなく、全体最適を意識した構成と連携が必要です。キャップドゥー・ジャパンの「4点パッケージ+One」は、それを実現するための現場密着型ソリューションです。
DXの第一歩として、まずはお気軽にご相談ください。私たちはツールではなく、“仕組みづくり”を共にします。
