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クラウド豆知識

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kintone × PCAクラウドで実現する「利益の見える化」〜 営業・現場・経理をつなぐ、次世代の業務改革 〜

kintone × PCAクラウドで実現する「利益の見える化」〜 営業・現場・経理をつなぐ、次世代の業務改革 〜

はじめに

今、多くの企業が『システムを導入したのに、思うように効率化が進まない』と悩んでいます。
営業、現場、経理、それぞれの部門で別々のツールを使い、情報の重複入力や確認作業に時間がかかっていることの課題はどの企業にもあると思います。
そんな中、『現場のデータを経営に直結させる仕組み』として注目を集めているのが、サイボウズの『kintone』と『PCAクラウド(商魂)』の連携です。

キャップドゥー・ジャパンは、この2つのクラウドを連携させることで、顧客管理から売上管理、さらには日報を活用した利益の見える化までを一気通貫で実現しました。

本記事では、経営視点での導入効果、DX推進の意義、そして“数字で動く経営”の実現方法を解説します。

1. 分断された業務が経営スピードを止めている

企業が成長するにつれて、業務は部門ごとに複雑化します。
営業はExcelや専用システムで商談を管理し、現場は別システムで進捗を管理、経理はPCAクラウドで売上処理を行う。
それぞれが効率化を目指してツールを導入しているにもかかわらず、実際にはこんな課題が残ります。

  • ・同じ情報を複数箇所で入力しており、転記ミスが多い
  • ・商談やプロジェクトの進捗がリアルタイムに見えない
  • ・売上や利益の数字が確定するまで時間がかかる
  • ・データの整合性が取れず、正しい経営判断ができない

つまり、『情報が分断されている』ことが、経営のスピードを鈍らせているように感じています。

kintone × PCAクラウドで実現する「利益の見える化」〜 営業・現場・経理をつなぐ、次世代の業務改革 〜

2. サイボウズkintoneとPCAクラウドをつなぐという発想

この課題を解決するカギは、現場と経営をデータでつなぐこと
そのための最適な組み合わせが、サイボウズの『kintone』とピー・シー・エーの『PCAクラウド(商魂)』連携です。

■ kintone ― 現場主導のクラウド基盤

  • ・顧客・商談・見積り・プロジェクト・日報などを一元管理
  • ・現場担当者が自ら業務アプリを作成・改善できる柔軟性
  • ・どこからでもリアルタイムにアクセスできる利便性

■ PCAクラウド ― 企業の基幹システム

  • ・受注・売上・仕入・会計などの業務を正確かつ堅牢に処理
  • ・法改正対応やデータ保全にも強く、安心して基幹業務を運用可能

この2つを連携させることで、営業・現場・経理・経営の情報がひとつの流れでつながるのです。
結果、データの二重入力がなくなり、情報共有がスピーディになります。
『現場が入力した情報が、数分後には経営判断に使える』そんな環境が整います。

3. キャップドゥー・ジャパンが実現した『一気通貫の業務フロー』

キャップドゥー・ジャパンでは、次のような業務をkintoneで管理し、PCAクラウドと連携する仕組みを構築しました。

これにより、商談から請求、そして経営分析までのプロセスが一本のデータでつながるようになりました。

4. 日報から『利益』を生み出す 。現場データが経営情報に変わる!

kintone上で日報を管理することで、キャップドゥー・ジャパンの連携システムはさらに進化しました。
日報に記録される『誰が』『どの案件に』『どのくらいの時間を使ったか』という情報を基に、商談・プロジェクトごとの工数と原価を自動で算出が可能となります。

このデータをPCAクラウドの売上情報と組み合わせることで、案件単位の正確な利益・粗利率の見える化が実現しています。

たとえば、

  • ・Aプロジェクトには何人・何時間投入されたのか
  • ・外注費を含めた総コストはいくらか
  • ・実際の売上に対して利益率はどれほどか

といった情報がリアルタイムに可視化され、経営層は数字に基づく判断を行えるようになりました。

つまり、日報が『経営データ』に生まれ変わったのです。
現場の働き方が数字として利益に直結し、経営者は『どの案件が本当に利益を生んでいるか』を即座に把握できます。

この仕組みにより、企業は勘や感覚に頼らず、
『どの業務が利益を押し上げ、どの業務が改善余地を持つのか』を明確に分析できるようになります。

💡 現場の動きが数字となり、数字が経営を動かす。
これこそが、データドリブン経営の第一歩です。

kintone × PCAクラウドで実現する「利益の見える化」〜 営業・現場・経理をつなぐ、次世代の業務改革 〜

5. 経営に与えるインパクト 『3つの大きな変化』

① 経営判断が“速報化”する

これまで月次でしか見られなかった損益が、リアルタイムに可視化。
現場で動く数字を経営層が即時に把握でき、意思決定が格段に速くなりました。

② 現場が“自律的に改善”する

日報と利益データが連動することで、社員自身が『自分の仕事が利益にどう影響しているか』を理解。
現場主導の改善文化が自然と育まれます。

③ 部門間の壁がなくなる

営業・経理・現場が同じデータを見ながら会話できるようになり、『報告・確認』に費やしていた時間が劇的に削減でき組織全体の一体感が生まれます。

6. 導入企業が実感する効果

  • 入力作業時間を30~50%削減(転記・二重入力が不要)
  • 請求処理のスピードが2倍に(受注と連携した自動処理)
  • 粗利率分析の精度向上(日報・仕入情報による正確な原価算出)
  • プロジェクト採算性の見える化(赤字案件の早期把握)

特に『日報データを活用した利益の見える化』によって、経営層は『どの仕事にどれだけリソースを投じるべきか』という戦略判断を、感覚ではなく数値根拠に基づいて行えるようになりました。

7. DXの本質 。経営と現場を“つなぐ”こと

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉は広がりましたが、
その本質は『テクノロジー導入』ではなく、“経営と現場をデータでつなぐ”ことです。

kintone × PCAクラウドの連携は、まさにその要となる仕組みです。
現場が入力するデータが、経営判断を導く数字となり、経営の意思が現場の行動へダイレクトに反映されます。

それにより、企業は“止まらない業務”“見える経営”を同時に実現できます。

8. 成功する企業の共通点

  1. 1.データを一元管理している
     部門ごとに異なるシステムを使わず、同じ情報を全員が共有している。
  2. 2.小さく始めて大きく育てている
     最初は商談・売上連携からスタートし、日報・利益分析へと拡張。
  3. 3.現場の声を経営が受け止めている
     トップダウンではなく、現場主導の改善を支える文化を持つ。

9. キャップドゥー・ジャパンの使命

キャップドゥー・ジャパンは、
kintone × PCAクラウド連携を通じて、企業の情報の流れ』を最適化するノウハウを提供しています。

単なるシステム導入ではなく、

  • ・業務の再設計
  • ・データ構造の整理
  • ・定着化支援・改善提案
    までをワンストップで提供可能で、お客様ごとの現場課題に合わせた“最適な業務連携”をデザインし、システムリプレイスから安定稼働までを伴走します。
kintone × PCAクラウドで実現する「利益の見える化」〜 営業・現場・経理をつなぐ、次世代の業務改革 〜

10. 最後に。データでつながる、強い経営へ

  • ・部門間の分断をなくし、情報をひとつにまとめる
  • ・現場のデータを経営判断に活かし、意思決定を高速化する
  • ・利益を「感覚」ではなく「数字」で把握する

これらを実現できるのが、kintone × PCAクラウド連携です。

株式会社キャップドゥー・ジャパンは、
この仕組みを通じて、全国の企業が『データでつながる経営』を実現できるようご支援しています。