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活用事例

Case Study

第4弾!サイボウズkintoneで未来の選手と地域に夢を届ける!「アスリートクラブ熊本」様の業務改善

株式会社アスリートクラブ熊本様

ロアッソ熊本ユース選手のプレー写真

【事業内容】プロサッカークラブ「ロアッソ熊本」運営
【本社】熊本県熊本市中央区妙体寺町5番4号
【HP】https://roasso-k.com
【創業】2004年12月
【導入部署】全社
【導入ツール】kintone
【導入時期】2024年6月(ロアッソ熊本スポーツクラブでの導入)

「県民に元気を 子ども達に夢を 熊本に活力を」をクラブ理念に掲げ、クラブ運営だけでなく、地域貢献に取り組む、プロサッカークラブ「ロアッソ熊本」。

第4弾となる「株式会社アスリートクラブ熊本」様の業務改善取材は、同クラブの育成・普及部門を担う「一般社団法人ロアッソ熊本スポーツクラブ」へのkintone導入について、企画総務部の田上さんとアカデミーサブダイレクターの原田さんにお話を伺った。

初回の取材時から対応いただいている、企画総務部の田上祥子さん

「ロアッソ熊本スポーツクラブ」は、未来の選手育成、さらにはサッカーを通じて、夢を持つことの大切さ、サッカーの楽しさを伝えていくことを目的とした普及事業を展開している。

アスリートクラブ熊本がkintoneでの業務効率化を始めてから約2年経ち、田上さんの提案により、ロアッソ熊本スポーツクラブへの導入に踏み切ったという。

「アスリートクラブ熊本」の取材記事はこちらからご覧いただけます。

サイボウズkintoneで、申請業務の為の移動時間を削減

ロアッソ熊本スポーツクラブの業務は大きく分けて「育成部門」と「普及部門(ホームタウン活動)」の2部門があり、育成部門においては、クラブハウスが活動拠点となるため活動報告などは週に一度オンラインで実施していた。

しかし、仮払金や出金精算などの申請においては、紙ベースとなっていたため、スタッフは会社に来ては、申請業務を終えるとクラブハウスに戻り夕方のトレーニングの準備をするという現状だった。

また、仮払金を受け取りにクラブハウスから会社に出てきたのに、準備ができておらず、準備ができるまで待つという時間のロスもあったようだ。

kintoneの導入後は、申請業務のために会社に出向く時間を削減できるようになり、移動時間分を練習やトレーニングの準備に当てられるようになった。

クラブハウスでkintoneを操作する、アカデミーサブダイレクターの原田拓さん

面倒な数字のアナログ管理もサイボウズkintoneで脱却

紙ベースの稟議書や仮払金等の出金・精算は、数字の計算・確認も電卓を叩く。とにかくアナログだった作業も、kintoneの中に計算式を組み込むことにより、数字のミスが減り、管理しやすくなった。

また、今まではスタッフから最終承認権限にある上長までの、申請フローがあまり見えなかったが、kintoneの申請プロセスを利用することで、『現場ベースで発生している事案について常に把握でき、管理面においても大きなメリットになっていると感じている。』と話してくれた原田さん。

「ロアッソ熊本スポーツクラブ」で実際に利用しているkintoneポータル画面

業務改善による効果を経験し得たことから始める新しい効率化

kintoneをアスリートクラブ熊本に導入した当時(2022年10月)、運営するアスリートクラブ熊本もロアッソ熊本スポーツクラブもどちらも紙ベースでの業務だったため、世の中が”DX化が加速”する流れに取り残されないように、という点と業種と会社の働き方の特徴(アウェイ試合に伴う出張が多いことや、事務所と離れたクラブハウスを拠点にしている)もあり、業務効率化を図ってきた。

それから約2年、『アスリートクラブ熊本での業務改善による効果が目に見えて分かるようになり、少し予算をとってでもロアッソ熊本スポーツクラブにも導入した方が、会社全体としての業務効率化につながると思い、導入に踏み切りました。』と話す田上さん。

今回のロアッソ熊本スポーツクラブへの導入は、田上さんが主体となり、約2年間にわたるkintone活用の経験から得た知識やノウハウをもとに、「さらに効率化が可能だ」と感じたからこそ実現に至ったのではないかと思う。

効率化に向けて全員で積極的に取り組む姿勢が大切

普段からキャップドゥー・ジャパンへ質問をしながら、kintoneの設定など問題なく触れるようになっていた田上さん。導入までのスケジュールについても伺った。

ロアッソ熊本スポーツクラブへのkintone操作方法などの説明は、定例報告会の1時間枠の最後の30分と決められていたため、そこでの操作説明は最低限にし、別途マニュアルを作成しkintoneのホーム画面からいつでも見れるようにしていたという。

触ったことの無い社員にとっては、kintone導入で新たな作業が出てくるため、以前より業務過多にならないか心配はあったようだが、『”触って慣れていく”という感覚を、今までのアスリートクラブの導入で経験としてあったので、マニュアルを細かく作ることによって、後は時間の経過と共に導入は進む。と感じていた。』と確信をもった面持ちで話してくれた田上さん。

キャップドゥー・ジャパンの業務はあくまでも「業務改善のきっかけ作り」という入り口でしかない。
今回は、お客様自身が日々の業務改善に対する意識を高く持ち続けて、効率化をあきらめなかったことが何よりも導入成功につながったのではないかと思う。

実は、このスポーツクラブのkintone導入に関して、キャップドゥー・ジャパン側でサポートしたのは、全体の1%程度。99%は田上さんが自らkintoneを構築したのだ。
田上さんの熱意とkintoneに対する知識が約2年間で蓄えられ活かされているのが実感できる。

2024年12月末に妙体寺町へ移転した本社でもkintone操作

未来につなげるkintoneとサッカー

ACADEMY PHILOSOPHYとして『価値ある選手と優れた人材の育成』を掲げている「ロアッソ熊本スポーツクラブ」。
『kitnoneの導入をきっかけに、本来必要な活動により充実した時間を割けるようになったのは、何よりも資産になっている。』と再確認し合いながら話してくれた原田さんと田上さん。

今後も未来につながる、子どもたちに夢を与え続け、サッカーの楽しさを伝えていくため、「株式会社アスリートクラブ熊本」「一般社団法人ロアッソ熊本スポーツクラブ」の業務改善の歩みは続く。