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活用事例

Case Study

J2ロアッソ熊本を運営する株式会社アスリートクラブ熊本様が、クラウドツールで業務改善

株式会社アスリートクラブ熊本様

株式会社アスリートクラブ熊本

【事業内容】プロサッカークラブ「ロアッソ熊本」運営

【本社】熊本市中央区神水2-10-10片岡ビル

【HP】https://roasso-k.com

【創業】2004年12月

【導入部署】全社

【導入ツール】kintone

【導入時期】2022年10月

2022年のシーズンでは、J2リーグ4位(21チーム中)、J1参入プレーオフ決勝戦に進出するなど、J1昇格が見えてきたプロサッカークラブ「ロアッソ熊本」。試合になると、サポーターが身につけたユニフォームでスタジアムが真っ赤に染まるほど、熱狂的なサポーターたちもクラブ名物となっている。

「県民に元気を 子ども達に夢を 熊本に活力を」をクラブ理念に掲げ、クラブ運営だけでなく、地域貢献に取り組んできたことも、県民に愛される理由だろう。

運営会社「アスリートクラブ熊本」のパートナー企業として「ロアッソ熊本」をサポートしてきたキャップドゥー・ジャパンは、クラブへの支援だけでなく、2021年より業務改善コンサルをスタートし運営面もサポート。今回、業務改善の一つとしてクラウドツールを導入したのだ。「アスリートクラブ熊本」が抱えていた課題や導入までの経緯、そして展望について、企画総務部の田上祥子さんにお話を伺った。

パートナー企業としてキャップドゥー・ジャパンもクラブを支えている

全ての申請業務が紙ベースの現実を打破

運営会社の業務は、試合の運営だけではない。試合に至るまでのありとあらゆる業務を16名で行っているのだ。「リーグ興行やチケット・グッズ販売、パートナー企業への営業や、地域貢献活動、ユースやジュニアユースの運営など、業務内容は多岐に渡ります。出張に出ている社員も多く、社内での業務時間が少ないのが特徴。それなのに、申請関係の書類が創業時から変わらず紙ベースなんです。どうしても会社で申請業務をやらなければならず、出張申請などちょっとしたことも溜まってしまって…」と田上さん。社内でも「どうにかならないか」という声は上がっていたが、行動にまで移す人はいなかった。そんな中、田上さんが企画総務部に異動したことを機に、「私がするしかない!」と立ち上がったと言う。この時、相談した相手が、キャップドゥー・ジャパンの渡辺和哉だった。実は彼、中学時代から「ロアッソ熊本」を応援し続けている熱烈なサポーター。ワーケーション制度を利用し、県内外問わず応援に出かけるほどだ。その様子は下記の記事をご覧いただきたい。

「ロアッソ熊本サポーターとして全国行脚!キャップドゥー・ジャパン社員のワーケーション」記事はコチラ

「当社のことをよく知っている渡辺さんだから、安心して任せられます」と田上さん(写真右)も絶大な信頼を寄せている。写真左はキャップドゥー・ジャパン・渡辺和哉

クラウドツール

隙間時間を活用して生産性アップ!

よしやるぞ!と動き出した田上さん。申請業務の電子化とペーパーレス化を実現するため、前年に業務改善コンサルも行ったパートナー企業のキャップドゥー・ジャパンに相談することに。「ご要望を聞いたところ、キャップドゥー・ジャパンでもご提案数の多い製品(マネーフォワードクラウド、kintone)で対応可能だったので、アスリートクラブ熊本さんの希望を叶えることは簡単でした」と渡辺。即座に、適した提案を行った。10月にプロジェクトが本格始動し、導入は12月末。驚異的なスピードだったのは言うまでもない。

ワンフロアの事務所。社員同士の風通しの良さも、スムーズなアプリ導入の要因のひとつ

利用する年齢層は、20代から70代と幅広いが、役職によって該当する項目は異なる。それまで使っていた帳簿に合わせてアプリを作成し、申請フローも全て電子化することが叶ったが、渡辺がもっとも気をつけたのは、「使いやすく、業務改善していると実感できること」だと話す。若い世代が主に使用する「申請」関係は簡潔に。「決済」の印鑑を押す代表や部長クラスの方々は、申請数がすぐに分かるバッチ表示によって見落としを防ぐことも出来た。さらに、アプリにアクセスして、ボタン一つで決済が完了するというシンプルなつくりにした。

2022年12月末に導入を開始し、取材にお邪魔した2月までに、トラブルは一切ないという。このことからも、田上さんと渡辺が、「使う人」の行動や気持ちを理解して開発を行えたということが実証された。「スマホに慣れていない人がアレルギー反応を起こさないようにと、渡辺さんが説明会を開く際に、丁寧に対応してくださったことも大きかったと思います。あとは、有無を言わさずスタートしたので(笑)」と田上さん。スタートは少々、強引な方が良いようだ。

実際に活用しているkintone画面
外出先でも簡単に申請ができ、タイムラグが減ったそう

お客様や地域の人のために「挑め!高みへ」!

「業務効率を上げることにゴールはないんです」。そう話す田上さん。現場からは、「もっとこんなことが出来ないか!」という声が届いている。その理由は、さらなる高みへ挑むためだ。「私たちは、お客様や地域の方々に支えられてクラブを運営できています。でも、愛されてばかりではいけないと思っています。だからこそ、業務効率を上げ、みなさんに向けた時間を増やしたいんです」。2023年シーズンがスタートした「ロアッソ熊本」。今年のスローガンは「挑め!高みへ」だ。

「パートナー企業としても、サポーターとしても、共に歩みながら支えていきます。開幕戦はもちろん応援に行きます!」。渡辺の「ロアッソ熊本」への熱い想いも、これからも続く。