かつお茶屋がパトランプを導入!IoTでテイクアウト注文や社内連絡の見逃しゼロに
キャップドゥが運営する「かつお茶屋」とは?
「かつお茶屋」は、キャップドゥが2021年2月に買収(M&A)をした熊本唯一のかつお節にこだわった出汁茶漬け店です。削りたてのかつお節をご提供する「かつお飯」や「出汁茶漬け」、かつおがたっぷり乗った「かつお漬け丼」などが人気です。
キャップドゥが「かつお茶屋」を買収した経緯などについては、以下の記事をご覧ください。
>>キャップドゥが飲食店をM&A?!飲食店DXの進め方【前編】 | 株式会社キャップドゥ
>>キャップドゥが「かつお茶屋」をM&A!飲食店DXを実践中【後編】 | 株式会社キャップドゥ
過去にも様々なDXを実施
キャップドゥでは、「かつお茶屋」に対してこれまでにも様々なDX(業務改善)を実施してきました。代表的な業務改善としては、「エアレジ」と「マネーフォワードクラウド会計」の連携によって、「レジ締め」や「売上報告」といった“仕事のための仕事”を無くすことに成功しました。
キャップドゥが「かつお茶屋」に対して過去に行ったDX(業務改善)については、以下の記事をご覧ください。
>>【前編】かつお茶屋が始めた飲食店DXの中身とは?!導入ツールを大公開 | 株式会社キャップドゥ
>>【後編】ミニマム店舗の時代到来?!かつお茶屋で始まった飲食店DXの効果 | 株式会社キャップドゥ
かつお茶屋に「パトランプ」を設置した背景
ここからは、キャップドゥがかつお茶屋に「パトランプ」を設置した背景についてご紹介していきます。
そもそも「パトランプ」とは?
「パトランプ」とは、元々はパトカーや救急車に装備されている赤色に光る回転警告灯のことを指します。現在では、工場の敷地内やショッピングモールの駐車場の入り口、建設現場など、様々な場所でパトランプは活躍しています。
UIの部分にまで踏み込んだDX(業務改善)
かつお茶屋では、お客様からのテイクアウト注文時や、自分宛ての社内連絡が来た場合に、パトランプが点灯するようにIoT技術で実現しています。
こうしたパトランプを導入した背景には、もちろんDX(業務改善)があります。DX(業務改善)は、エアレジやマネーフォワードクラウドといったクラウドツールを導入するだけで終わりではありません。
IT(デジタル)と人間(アナログ)を繋ぐUI(ユーザーインターフェース)の部分まで考慮しないと、本当のDX(業務改善)にはならないとキャップドゥでは考えています。今回の「パトランプ」は、キャップドゥがDX(業務改善)のために初めて開発し取り入れたUIツールということになります。
UIツール「パトランプ」を設置したメリット
ここからは、ITと人間をつなぐUIツールとして導入した「パトランプ」を設置したメリットについてご紹介していきます。
テイクアウト注文や社内連絡の見逃しが無くなる
かつお茶屋に設置したパトランプは、お客様からのテイクアウト注文や社内の業務連絡が来ると点灯するようになっています。
パトランプ設置前は、テイクアウト注文の見逃しこそ無かったものの、忙しく働いているなかでどうしても社内の業務連絡は見逃しがちになっていました。また、気付いてはいるものの、店内業務が忙しいため対応ができず、営業時間が終わった後では疲れていて返信せずに寝てしまうといったこともありました。
パトランプを設置したことで、どんなに忙しくても気がつくので、テイクアウト注文はもとより、業務連絡の返信スピードもアップしました。これにより、社内の業務も円滑に回るようになり、業務改善につながっています。
お客様とのコミュニケーションのきっかけになる
かつお茶屋の店内で点灯するパトランプは、従業員だけでなく、お客様にも見えるようになっています。これは、食事中のお客様も「なんだろう?」と思うことで、お客様と従業員との会話のきっかけになることを狙っています。
お料理を美味しく頂いてもらうのは大前提ですが、かつお茶屋が他のお店と違って色々な工夫や努力をしていることを知ってもらうことで、お食事がより楽しくできるようになったり、お店や運営会社であるキャップドゥに興味を抱いてもらえたりできたら良いと思っております。
お店や会社のPRにもつながる
上記のお客様とのコミュニケーションとつながってくる話ですが、パトランプをきっかけとして、かつお茶屋だけでなく、オーナーであるキャップドゥが様々な業務改善のノウハウを持っていることのアピールにもつながります。
また、こうした業務改善を積み重ねることによって、最も大切な「料理の品質」や「接客の品質」といったものに還元できていることも、同時に理解してもらえています。
今後、用途にあわせて様々な場面で活用できる
かつお茶屋に設置したパトランプは、現在は最大3色が光る仕様になっています。
現状の色の割当は以下のようになっています。
- ○赤⇒業務連絡(ChatWork)
- ○黄⇒テイクアウト注文
- ○緑⇒未使用
現在、緑が未使用ですので、様々な用途への活用が考えられます。例えば、テイクアウト注文が増えてきたら、ウーバーイーツと出前館で色を分けるといったことも可能です。
また、今回は飲食店で使用していますが、一般企業でも応用が可能です。たとえば「メールがきたらランプを光らせる」、「会計ソフトやkintoneと連動して売上発生時にランプを光らせる」といった具合に、パトランプの活用方法はアイデア次第で無限の可能性があります。
デジタルと人間を繋ぐことがDX(業務改善)を成功させる秘訣
今回は、キャップドゥが運営するかつお茶屋にUIツールである「パトランプ」の導入について、導入経緯や背景、導入メリットなどについてご紹介してきました。
「パトランプ」の導入によって、社内連絡の見落としがなくなり、社内業務がスムーズに回るようになりました。
しかし、今回の事例でもっとも重要なのは「パトランプ」ではなく、「IT(デジタル)と人間(アナログ)の間を繋がないと、本当の業務改善は成功しない」という点です。本当の目的は業務改善をすすめることであり、今回のパトランプはIT(デジタル)と人間(アナログ)の間を繋ぐための1つの形に過ぎません。
今後も様々な業務改善で店舗もお客様も喜ぶお店を目指します
キャップドゥでは、今回の「パトランプ」で、ただ単にクラウドツールを導入するだけでなく、IT(デジタル)と人間(アナログ)を繋ぐUI(ユーザーインターフェース)の部分にまで踏み込んだ業務改善を実施しました。
今後も、かつお茶屋には様々な業務改善を施して、お客様にも従業員にも喜ばれるお店を目指していきます。キャップドゥの挑戦を、これからも見守って頂ければ幸いです。
「かつお茶屋」の詳しい情報は、以下をご覧ください。
かつお茶屋:熊本県熊本市中央区下通1-4-3
店舗電話番号:070-4448-6108
公式HP:https://katsuocyaya.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/katsuocyaya/?r=nametag
FB:https://www.facebook.com/katsuocyaya/