キャップドゥが「かつお茶屋」をM&A!飲食店DXを実践中【後編】
前回のふり返り(キャップドゥが考える飲食店DXの進め方)
飲食店DXとは、これまで飲食店がアナログで行っていた作業を、ITツールやクラウドツールを取り入れて、自動化したり効率化したりしていくことを指します。
具体的には、
- ○IT・クラウドツールの導入
- ○ウーバーイーツなどのテイクアウトの導入
- ○ITを活用したサブスクリプション
- ○SNSを活用した無料の宣伝広告
- ○IT・クラウドツールを活用した売上・顧客管理
などが挙げられます。
キャップドゥが考える「飲食店DXの進め方」については、前回の記事をご覧ください。
>>キャップドゥが飲食店をM&A?!飲食店DXの進め方【前編】 | 株式会社キャップドゥ
キャップドゥが「かつお茶屋」を購入した経緯
キャップドゥでは、2021年2月、熊本県熊本市の「かつお茶屋」という飲食店を買収(M&A)しました。ここでは、「かつお茶屋」をM&Aした経緯について詳しく解説していきます。
きっかけは鹿児島でのワーケーション
「かつお茶屋」の買収に至るきっかけとして、2020年10月から12月まで行っていたる鹿児島県指宿(いぶすき)市でのワーケーションがあります。ワーケーションとは、「ワーク/Work(仕事)」と「バケーション/Vacation(休暇)」をかけあわせた造語で、アメリカからはじまったとされています。
指宿市でのワーケーションでかつ節工場の会長と親しくなり、そのご縁から工場見学などをさせていただき、指宿市のかつお節の美味しさに惚れ込みました。
キャップドゥが行ったワーケーションの様子については、以下の記事をご覧ください。
>>ワーケーションとは?自社導入でわかったメリット・デメリット(1ヶ月目) | 株式会社キャップドゥ
>>ワーケーション2ヶ月目!実体験だから分かったメリットや変化 | 株式会社キャップドゥ
>>総集編!3ヶ月のワーケーションでわかったメリットや今後の課題 | 株式会社キャップドゥ
BATONZ(バトンズ)で出会った「かつお茶屋」
ワーケーション終了後、熊本の本社で事業継承・M&Aを支援する「BATONZ(バトンズ)」を利用し、引き継げる飲食店を探していたところ、たまたまヒットしたのが指宿のかつお節をお茶漬けで提供する「かつお茶屋」でした。
もともと、BATONZ(バトンズ)で飲食店を探す際、キャップドゥが重視したのが「お店の規模が大きすぎないこと」と「コンセプトがしっかりしていること」の2点でした。
ワーケーション先の指宿で出会ったかつお節の美味しさも相まって、「かつお茶屋」に運命を感じ、さっそく見学に行くことにしました。
「買う」ではなく「引き継ぐ」
お店を見学した後、「かつお茶屋」のオーナーと経営状態の確認を含めた細かい打ち合わせをさせて頂きました。「かつお茶屋」のお店をこよなく愛するオーナーは、良いことも悪いことも区別なく教えてくださり、お店を「買う」のではなく「引き継がせていただく」という思いにキャップドゥもなっていきました。
そして、
- ○運命的な要素
- ○オーナーの人柄とスキル、
- ○魅力的なコンセプト
の3つが揃ったことで、実名開示から約2週間で譲り受けることが決定いたしました。
飲食店DXのノウハウを注ぎ込む
上記の経緯でキャップドゥがM&Aした「かつお茶屋」。今後は、キャップドゥが培ってきた以下のような飲食店DXのノウハウを注ぎ込んでいきます。
SNSを使った積極的な情報発信
まずはSNSを使用した積極的な情報発信を行っていきます。特に飲食店は写真で訴求ができるインスタグラムとの相性が良いことで知られています。キャップドゥが買収した時点で、「かつお茶屋」は既にインスタグラムのアカウントを開設済で、一定数のフォロワーを獲得している状況でした。
現在、「かつお茶屋」のインスタグラムでは、料理メニューの魅力的な写真を掲載したり、コロナ対策として行っている消毒の様子などを公開したりしています。こうしたインスタグラムやフェイスブックなどのSNSを上手に活用することで、無料の宣伝広告が可能になります。
テイクアウトの活用
「かつお茶屋」では、テイクアウトも積極的に導入しています。コロナ禍において店内での飲食が制限されるなか、テイクアウトは重要な収益源となります。
「かつお茶屋」では上記のインスタグラムやWEBサイトで告知を行うことで、広告費を最小限にしてテイクアウトの認知度を高めています。また、今後はウーバーイーツや出前館といったデリバリーサービスも積極的に活用していく予定です。
ホームページでかつお節を通販
飲食店DXの一環として、「かつお茶屋」のホームページでは、店内で実際に提供しているかつお節の通販も行っています。かつお節を購入することで、お家でもおいしいかつお飯やお茶漬けを堪能することができます。
「かつお茶屋」のかつお節通販について詳しくは以下のページをご覧ください。
今後はサブスクリプションの活用も予定
「かつお茶屋」では今後、出汁茶漬けなどのメニューを、サブスクリプション形態で販売していく予定です。飲食店のサブスクリプションは最近行う店舗が増えつつありますが、キャップドゥが考える飲食店DXにおいても、サブスクリプションのビジネスモデルを積極的に活用していこうと考えています。
「かつお茶屋」を飲食店DXの成功事例に
飲食店DXは、うまく成功すれば10席程度の小規模の店舗であっても、20~30席の中規模以上の店舗に匹敵する売上を目指すことができるとキャップドゥでは考えています。
その考えが正しいことを実証するために、M&Aさせて頂いた「かつお茶屋」で、キャップドゥが考える飲食店DXのノウハウを実践していきます。
飲食店には厳しい経営状況となっているコロナ禍において、「かつお茶屋」がどのように成長していくのか、キャップドゥの挑戦を楽しみに見守って頂ければ幸いです!
■「かつお茶屋」店舗情報
住所:熊本県熊本市中央区下通1-4-3
公式HP:https://katsuocyaya.com/
Instagram:https://www.instagram.com/katsuocyaya/
Facebook:https://www.facebook.com/katsuocyaya/
また、飲食店DXや一般企業のDX(業務改善)についてのご相談・ご質問は、キャップドゥまでお問い合わせください。